妊娠中の食欲増加と嗜好の変化について

その他

妊娠中の食欲増加とは?

突然、無性に特定の食べ物を食べたくなります。普段はあまり食べないものを欲することもあります。ほとんどすべての妊婦が、妊娠中に食欲増加を経験し、父親の中にも経験する人がいます。

妊娠中の嗜好の変化?

ほとんどの妊娠中の女性は、これまで好きだった食べ物のうち少なくとも1つは嫌いになります。

原因は?

妊娠中のホルモンの変化が原因です。特に妊娠初期、ホルモンの分泌量が急激に増え、身体がそれに慣れようとしているときに起こります。しかし、身体に必要なものが食べたくなり、身体に良くないものに対して嫌悪感を抱くいう概念には、ある真実が含まれているかもしれません。この理論は、コーヒーやアルコールなどに当てはまり、よくコーヒーやアルコールを飲んでいた人が、突然、飲まなくなることがあります。しかし、以前はサラダやオートミールのような健康に良い食べ物が好きだったのに、妊娠してから嫌いになる理由は説明できません。人間が食物連鎖からあまりにかけ離れてしまったので、人間の身体は体内のシグナルを正しく解釈できなくなってしまったという理論があります。身体はビタミンCやカルシウムを必要としているとわかっているのですが、果物と牛乳ではなく、アイスクリームやお菓子を食べたいというシグナルを出すのかもしれません。

知っておくべきこと

必ずしもこの症状を抑えられるというわけではないので、食欲増加や嗜好の変化とうまく付き合っていきましょう。妊娠4ヵ月までには、ほとんどの症状が消えたり、弱くなることを覚えておいてください。食欲増加や嗜好の変化が消えたり、弱くならない場合、それは対処するべき心理的な欲求の兆候かもしれません。パートナーに話してください。もし本当に望んでいるのが優しくしてもらうことであれば、パートナーは抱きしめてくれ、関心を持ってくれるはずです。

妊娠中の食欲増加に対してできること

食欲が増加していても、栄養にならないものばかり食べ過ぎないようにしましょう。たとえば、チョコレートは量を少なくしたり、チョコレートケーキではなく、低脂肪牛乳でつくったチョコレートミルクを選ぶようにしましょう。

食欲に襲われたら、気がまぎれる場所に出かけましょう。散歩をしたり、ジムに行きましょう。本を読んだり、友達と電話で話すと、食欲を紛らわすことができます。

アルコールはだめですが、食欲がおさまるまで好きなだけ食べて、その日の残りの食事は正しくとりましょう。

粘土、灰、洗濯のりなど、変なものが食べたくなる場合は、医者に電話してください。これは、異食症と呼ばれ、特に鉄が欠乏している兆候の可能性があります。

妊娠中の嗜好の変化に対してできること

妊娠中の嗜好の変化によって食べられるものが限られている場合は、今は食べられない健康に良い食べ物の代わりになるものを探してください。また、吐き気に関連した一般的な妊娠初期の症状を和らげることができる、新しくFDA(米食品医薬品局)が認可した薬剤Diclegis(コハク酸ドキシラミン・ピリドキシン塩酸塩)について医者に相談してください。

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