いじめをやめるにはどうしたらいいですか?

症状

いじめをやめる

いじめをしている側も、助けを求めるのが難しい場合が多いです。先生に叱られたり、自分がいじめの標的になってしまわないか心配することがあります。

いじめをやめることもまた、勇気がいることです。いじめをやり始めたからといって、それを続けなくてはいけないということはありません。いじめによって助けを求められるのは、いじめられる側だけではありません。いじめを撲滅する団体の多くが、いじめる側のサポートもしています。

親や先生、仲の良い先輩などに相談してみてください。学校は何かしら助けてくれるはずです。学校によっては、いじめに対処するために、上の学年の生徒が下級生をサポートする制度(ピアサポート)を設けているところもあります。ピアサポートでは、いじめっ子の相談にも乗ってくれます。

知っている人に評価されるのが嫌なら、匿名で相談できる団体もあります。

人はなぜいじめをするのでしょうか?

いじめをする理由はさまざまです。いじめる方の人が不幸で、人に八つ当たりをする場合もあります。また、いじめをする人も自尊心が低い人が多く、誰かをいじめることでこれを克服しようとしている場合もあります。あるいは、自分自身がいじめられているからほかの人もいじめてしまうという場合もあります。

仲間にいじめをするように言われて、仲間はずれにされたくないために仕方なくいじめをしているというケースもあります。注目を浴びたい、その人を妬んでいるという理由でいじめるケースもあります。

いじめの現場に遭遇したらどうしたらよいですか?

いじめを目撃したら、何かしら行動に移すことが重要です。見て見ぬふりはしないでください。いじめている側と自分が対立してしまうという心配がある場合を除いて、いじめている側にいじめをやめるように伝えてみてください。

一番良い方法は、先生や親、友人に話すことです。これも心配だったら、匿名で先生に手紙を書き、状況を説明してください。先生は、何が起きているか注意して見てくれるようになるはずです。

ネットいじめも、ほかのいじめと同様に辛いでしょう。もしネットいじめが起きていると知ったら、信用できる人に話してください。

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