食事を記録することで減量を効果的なものにする

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食事を記録する

自分の食べたものを記録することで、減量をより成功させることができ、ずっと減量を続けることができます。やはり、体重を落とすよりも体重を維持することのほうが難しいでしょうから、得られる全ての役立つツールを利用する必要があるでしょう。

減量後の体重を維持する:なぜ日記をつけることが役立つのか

1700人の肥満の男女を対象にした研究によって、低脂肪の食事を食べ、毎日30分の運動をするとともに、規則正しく食べ物や運動の日記をつけていた人は、20週で8キロ痩せたということが明らかになりました。一方日記をつけていなかった人は4キロしか痩せませんでした。

研究者たちは、以下のような理由から食べ物についての日記(以下、食事日記と表記します)が役に立つと考えています。
・日記をつけることによって人々に責任感が生まれる
・余分なカロリーが食事にこっそりと入ってしまうのはどの時点のことなのかを特定することができる
・抑止装置としての役割を果たす
・自分の成功の具体的な記録になる

食事日記をつけるという経験によって多くの人が得られる教訓の一つは、栄養表示に記載されている一人前の分量と自分たちが一人前だと思っている食べ物の量との違いです。例えば、パスタ一人前は計量カップの半分に当たる量なので、食べ物についての日記をつけ始めると、自分のいつものスパゲッティの量が四人前の分量であるということに驚くかもしれません。

減量後の体重を維持する:自分に最適な日記の形式を見つける

もしそうすることで自分の減量が軌道に乗るならば、体重日記の形式を創意に富んだものにしてみましょう。手書きの日記と聞くと枕の下にしまい込んでいるような革綴じの日記を想像してしまうかもしれませんが、21世紀を生きるダイエッターの皆さんは、携帯で文字を打つというハイテクなやり方で同じ恩恵を受けることができるのです。

31の家庭を対象にして行われた8週間に及ぶ研究によって、現代のテクノロジーに精通しているティーンエイジャーたちは、自分の食事や運動の選択について携帯でメールをすることができた場合には、食事計画に従うことができる確率が2倍ほど高かったということが明らかになりました。研究の立案者は、栄養士からの素早い返信によって彼らのモチベーションを保つことができたのだと結論づけました。一緒にダイエットをしている人とメッセージをやり取りすることによっても同じ結果を得ることができます。

もう一つの選択肢としては、食事に関する選択をオンラインに記録するという方法があります。これによってカロリー計算や体重記録、個人名を記した食事・運動計画などの相互作用を活用したツールにアクセスできるようになるかもしれません。

減量後の体重を維持する:日記に書き込むべきこと

次世代のスマートフォーンユーザーでもスパイラルノートを使う伝統主義者でも、最善の結果を得るために細かいことをはっきりと記録することが必要です。以下に日記に書いておくべき情報の大まかな手本を載せておきます。

・体重維持を始めた時の体重と規則的な計量時の体重
・食事計画に関する具体的な指針と目標
・記録している具体的な測定値(ウエストなど)
・食べ物と食品群の一人前あたりの量
・自分の食べている一人前の分量に関連する栄養上の情報(カロリー、塩分含有量、脂肪含有量、食物繊維、炭水化物など)
・自分の体重に関連があると考えられるその他の習慣(テレビを見ている、あるいはゲームをしている時間など)
・食事内容に関するその他の情報(どこで食べた、誰と食べた、その時自分が感情面ではどのように感じていたか、など)

お菓子や水なども含めた、食べたり飲んだりしたものは全て記録するようにしましょう。そしてもう一つの成功への鍵は、食べたものは食べてすぐに手早くメモするということです。

食事日記をつけることによって、自分がその日の体重に割り当てられたカロリー摂取量を超えてしまうかどうか、あるいは一週間のうちにカロリーを摂取しすぎているまたは摂取しなさすぎているかどうかということを理解することができるでしょう。

自分の身体に常に課題を与え続けられるように、運動の内容は定期的に考え直すことが重要なので、日記を見ることによって過去のトレーニングを見直したり、内容を変える必要がある時期を知ることができるでしょう。

日記をつけることは素晴らしい動機付けになりますし、正しい生活を維持し、体重増加を引き起こした昔の生活パターンに逆戻りすることを防いでくれます。

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