減量することに役立つ食べ物にはどんなものがあるか

減量に役立つ食べ物
減量することに役立つ食べ物を探していますか?減量するために役立つ5つのアドバイスをこちらに紹介します。
もし、チョコレートを食べれば食べるほどぜい肉が減ったら素敵なことだと思いませんか。残念ながら、チョコレートを食べても減量することはできませんが、最近の研究には、特定の食品が減量に役立つことを示しているものがあります。
「にんじん450グラムは、ほんのわずかなカロリーでお腹をいっぱいにしてくれます。チーズバーガーを450グラム食べれば、体重はあっという間に増えてしまいます。」と、女性のダイエットをだめにする10の習慣と体の年齢という本の著者であるエリザベス・ソマーは言います。「にんじんやブルーベリーを食べても体重は増えませんが、こうした食べ物をいっぱい食べることは難しいはずです。私達は食べ物の量でお腹が満たされているのです。」と彼女は言います。
しかし、恐れなくても大丈夫です。にんじんスティックや小鳥の餌のようなものを食べ続けなければならないわけではありません。実際、幅広い種類の正しい痩せる食材が減量に役立ちます。そうした食材のポイントは、水分が多い食べ物、高食物繊維の食べ物、カルシウムを含む食べ物です。こうしたもの全ては、満腹感を長持ちさせ、長期的にみるとカロリーの摂取が抑えられます。チョコレートには水分が含まれておらず、クリームが詰まっているので、こうした食べ物にはあてはまりませんが、他の甘い食べ物には当てはまるものがあります。
覚えておくべきルールは、脂肪分と塩分が多い加工食品を避けることです。加工されていない食べ物や、最低限しか加工されていないもの、例えば油で加工されているナッツの代わりに素のナッツ、白いパンの代わりに100%全粒パンは、それだけで体重を管理することに役立ちます。」とソマーは言います。
減量に役立つ食べ物について、他のアドバイスを以下に示します。
水分を十分に摂りましょう
ダイエット中は十分に水分を摂ることが重要です。人は空腹と喉の渇きを混同することもあります。次にお腹が空いたら、最初にお水をグラス1杯飲み、そして本当にお腹が空いているのか確認しましょう。
水が減量に役立つのは、それだけではありません。「水分が食べ物に取り込まれると、それでお腹がいっぱいになります」とソマーは言います。果物と野菜の80%から90%が水分です。
追加のアドバイス
毎回の食事の前にスープを飲みましょう。「だし汁をベースとするもので、クリームをベースとするものでないものにしてください。」ソマーは言います。「食事前に野菜ジュースを飲むのも良いです。食べすぎを防ぎます。このため、カロリーの摂取が少なくなります。玄米やオートミールは水分を取り込むので、同じような効果があります。」
食物繊維を多く摂りましょう
「全粒穀物を摂る人は、体重の管理が簡単です。」とソマーは言います。「食物繊維は満腹にしてくれます。」精製された白いパンや白米などよりも、全粒穀物はカロリーが一般的に低いです。
アメリカ人の多くは、健康関連機関が成人に対して推奨する30-35グラムの半分以下しか食物繊維を摂取していません。多くの果物や野菜に食物繊維は多く含まれていますので、減量のための食品源としては最適なものでしょう。加えて、比較的カロリーも低いのです。これ以上最適なものが他にあるでしょうか?
100%全粒粉麦と書かれているパンを選びましょう。
アンの10ステップ・ダイエットの著者である、アン・クルゼは、大豆、レンティル豆、ひよこ豆、黒豆などの豆類を食事に取り入れるように推奨しています。「豆は食物繊維とタンパク質を多く含んでおり、満腹感を長い時間もたらします。」と彼女は言います。
牛乳を摂りましょう。カルシウムは脂肪と戦います。
「これまでの研究の結果で、すでに低脂肪、食事の量を管理するダイエットをしていて、無脂肪牛乳を毎日3回飲む人は、同じカロリーを摂取していたが牛乳は飲んでいなかった人と比べて減量することができたことが示唆されています。この説では、カルシウムは脂肪の蓄積を阻害している可能性があり、減量の多くが腹部のエリアからのものであったようだ、としています。
しかし、この研究はまだ結論に達しているものではないといっています。「骨のために牛乳は必要なものですので、飲んでいても何も悪いことはありません。」と彼女は言います。研究は乳製品からの摂取のみを対象にしていて、サプリメントは対象にしていないため、カルシウムサプリメントを摂っても、牛乳は飲まなければなりません。
2年間に渡り、ほとんど乳製品からカルシウムを摂取していた女性が、運動習慣を変えることなく一番体重と体脂肪を減らすことができた、と米国栄養学会の2000年12月の会報誌(Journal of the American College of Nutrition)の研究で発表されています。若い女性に推奨されるカルシウムのレベルは1日1,200-1,500ミリグラムですが、同研究では女性のカルシウム摂取の平均は1日800ミリグラムであったと示されています。
米国農務省(USDA)
によると、成人に推奨されるカルシウムの量は以下の通りです。
9-18歳 1,300mg
19-50歳 1,000mg
51歳以上 1,200mg
他のカルシウム源として良いものは大豆です
牛乳が好きではないですか?それであれば同様の効果を大豆から得ることができます。(しょうゆではなく大豆です。)アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション(the American Journal of Clinical Nutrition)の2002年12月の記事によると、大豆はカルシウムとほぼ同じ性質を持っているそうですが、詳しい研究が待たれています。その間にも、是非豆腐を食べてみましょう。
良質な脂肪、食物繊維、タンパク質を含むナッツを摂りましょう
ナッツはカロリーが高いのは事実ですが、タンパク質、食物繊維、良質の一価不飽和脂肪の源で、この全てが減量に役立ちます。「片手分(10-12個)のクルミ、アーモンドは、「心臓疾患、がん、糖尿病のリスクを下げることに役立ちます。」とソマーは言います。果物と一緒にサラダにナッツを加えてみたり、オートミールやシリアルにナッツを散らしてみましょう。