感情について子供と話すときに知っておきたいこと

子供の感情
子供のことについて心配事があるならば、両親であろうと、祖父母であろうと、友人や教師であろうと、彼らに話してもらうことを促すのは非常に役に立つかもしれません。
顔見知りの子供が、両親の喧嘩、離婚、家族の死などの問題を抱えていると感じているとしたら、子供は引きこもり、取り乱すかもしれません。
両親以外の誰かと話ができるということは、子供にとっては非常に救われることがあります。祖父母、おじ、おば、教師、さらにはカウンセラーもみな、手助けをすることができるのです。
遊びの中から手がかりを探す
子供は遊びや言葉の中から自分を表現します。単に彼らと一緒に過ごし、遊んでいるのを観察しているだけで、彼らが何を感じているのかについて多くのことを理解できます。
ストレスを抱えて心がかき乱されている子供は、おもちゃで格闘ゲームをして遊ぶことがあります。「いろんな喧嘩が起こっているみたいだね」「とても怖そうに見えるよ」などと言ってこの遊びにあれこれ言ってみましょう。何が子供たちを悩ませているのか話してこもらうのに役立つかもしれません。
会話を始めなくても、子供がいい所にいてより快適に感じるようにしたり、自分の問題について心を開くようにするための道を作ってあげましょう。
会話を始めることができたら、どうしたのか優しく聞いてみましょう。子供たちが心を開きたくないと思っている場合は、成り行きにまかせ、子供が自分を悩ませていることについて伝える準備ができるまで、別のタイミングでこのプロセスを繰り返しましょう。
子供が話すことをひどく怖がっていたら
顔見知りの子供が家庭で虐待を受けているかもしれないという懸念がある場合、「お母さんがあなたにひどく怒っているの?もし話したければそのことについて私に話していいよ」というような質問をすることが役に立つかもしれません。
子供は自分が虐待を受けていることを理解していないかもしれません。彼らは、親が自分たちに対して単に腹を立てている、あるいはいらいらしているだけだと思っている可能性があるのです。
子供たちは、自分が話したことを誰かに言うつもりなのかあなたに尋ねることがあるでしょう。「言わない」という約束は絶対にせず、彼らを助けたいと思っている人だけに伝えるということを説明しましょう。
虐待の疑いがあると思った場合は、子供たちにチャイルドラインに電話をすることを勧めるか、英国児童愛護会(NSPCC)に電話をして、それをどのように報告すべきかについてアドバイスを受けましょう。
子供が攻撃的で行儀が悪かったら
子供が好戦的で攻撃的である場合、彼らはちゃんとした理由があってそのような行動をとっているので、話をすることは理由を見つけるために役に立つかもしれません。
子供たちの素行が許しがたいものであり、それがなぜ許しがたいものであるかの理由を説明するところから始めましょう。例えば、他の人の迷惑になるから、あるいはトラブルを引き起こすかもしれないから、などです。そのあと、彼らになぜ怒っているのかについて話す機会を与えましょう。
この方法はすぐには効果がないかもしれません。なぜなら、怒りっぽい子供はあなたの言っていることを素直に聞こうとしない可能性があるからです。諦めないでください。子供たちはいつ自分たちがよくない振る舞いをするのかに気づいており、これはなぜそのような行動をとるのかという理由を見つけるために重要なことです。
子供が深い悲しみの中にいたら
子供たちは、死が何を意味しているのか常に理解しているわけではありません。例えばこのように言うことで死を説明することはよい方法です。「ナナは死んでしまったの。彼女はもう私たちと一緒にいられないのよ。」
子供たちと親しい人が亡くなった場合、彼らを注意深く見守ってください。彼らが泣いてばかりいて、引きこもりがちになったとしたら、亡くなった人について話すことによって、彼らが何を感じているかについて心を開いて本当のことを話すように促しましょう。
「ナナが死んでしまったのはとても悲しいよね。」「ナナが死んでしまったことをとても悲しく思っているよ。どうして人は死んでしまうのかということを理解するのは難しいことがあるよね。」などと言うこともできるでしょう。
子供についてまだ心配なことがある場合
子供たちと話をした後に、まだ彼らについて気がかりなことがある場合は、より多くのアドバイスを得るために一般開業医に相談してください。