妊娠を予定している場合の美容施術について

質問
私は1日美容施術を受けてみようと思っていますが、妊娠を予定している今、自分に安全なものは何でしょうか?
ハイディー・ムルコフ(Heidi Murkoff、米国の妊娠・子育ての専門家)に聞いてみました
妊娠を予定している時期は、ご自身をリラクゼーション施術を受けるのは最適な時期だといえます。特にサウナやフェイシャルトリートメントの一部などは、妊娠したら受けられないものなのでこの時期に楽しんでよいです。ここに、美容施術について解説しますので参考にしてください。また、妊娠してからも妊婦が行うことができる美容法についてのアドバイスもしています。
髪の毛について
赤茶色の髪を金髪に染めているのでしょうか。または元々カールした髪をストレートにしていますか。ヘアカラーやパーマは見かけをよくしてくれるものです。しかし、妊娠して少なくとも最初の3ヶ月は、産科医はパーマ、ストレート、カラーをすることを快く思わないでしょう。美容師は、妊婦の髪をパーマやカラーをした場合、どのような影響があるのかわかっていないことも警告するかもしれません。この時期はもっとナチュラルな色や質感に変えていく移行期にしていくのがよいかもしれません。派手な色に染める代わりに、わずかにハイライトを入れることを考えてみるとよいかもしれません。また髪を美容師さんにブローセットしてもらうだけにしてみましょう。両方とも、妊娠している時期にも安全です。
フェイシャルについて
フェイシャル施術を受けることは、毛穴の詰まりをきれいにできる贅沢な方法ですが、肌の状態を向上させる美容施術を今受ける必要はありません。妊娠を予定している時に受けないほうがよい施術もあります。それは、マイクロダーマブレーションなどの研磨施術、ボトックス、ディープ・クレンジングをするための電気的な刺激、ケミカル・ピーリング(レチノイドなど)です。積極的に妊娠をしようとしている時は、施術者にしわ用トリートメントについて尋ね、もしも施術者が行わないほうがよいということであれば行わないほうがよいかもしれません。こう考えてみましょう。妊娠すれば肌は自然に艶がでて、体に水分が十分保たれるため、笑いジワも目立たなくなります。
脱毛トリートメント
不要な体毛をレーザー、脱毛剤、電気分解などで除去することは今のところは問題ありません。妊娠したら、こうした施術は行わないほうがよいです。このような脱毛施術が完全に安全であると結論付ける、信頼のおける研究はありません。このため、妊娠したら行わないことが一番といえます。妊娠中も、シェービング、ワックス脱毛、毛抜きは妊娠中も安全です。しかし、気をつけたほうがよいことは、妊娠中肌は非常に繊細になっているため、エステティシャンに妊婦であることを告げれば、眉毛を毛抜きで抜くときにやさしく抜いてくれることと思います。
リラクゼーションについて
熱いお湯、サウナ、スチーム、泥風呂などに浸かるって汗をかくと気持ちが満足すると思います。しかし、妊娠を予定している時は、あまり熱いお湯に浸かると妊娠の妨げとなることがあるので、この時期は避けたほうがよいかもしれません。これはパートナーの男性にも言えることで、熱いお風呂やサウナは、精子の産生数を減らしてしまいます。この時期は筋肉をほぐすマッサージをするのがよいでしょう。
ネイルについて
マニュキュアやペディキュアをすると、気分がゴージャスになることでしょう。今のうちに楽しんでおくのがよいでしょう。妊娠すると、サロンの香りで気分が悪くなったり、大きなお腹をしていると、きれいに磨かれた足の指のつめを自分で見ることができないかもしれません。