ビートの根は翼を与えてくれるのか?

その他

ビートの根

ビートの根の、深い赤いジュースは野菜のボスとしての名声を得てきています。

ビートの葉の部分はよく食べられているものの、これまではビートの根は解熱、便秘、肌問題の改善を含む、様々な病気の改善に役立つ薬のような使われ方をしてきました。
ビートの根は鉄分と葉酸のよい供給源です。硝酸、ベタイン、マグネシウム、ベタシアニンとして知られる抗酸化物資を含んでいます。
最新では、ビートの根は血圧を下げることに役立ち、エクササイズの効果を高め、痴呆症を防止する効果があるといわれています。
英国栄養士会(BDA)のチームと合同で、ビートの根が健康に役立つかどうかについての証拠を検証してみます。

ビートの根に関する研究結果

ビートの根は血圧を下げることができるのか?

ビートの根は、硝酸が多く含まれています。体に取り入れられると、私たちの体は硝酸を一酸化窒素に変換すると科学者たちは信じています。一酸化炭素は血圧を下げると思われる物質です。2013年の研究結果では、ビートの根のジュースが、血圧を緩やかに下げたことと関連があると結論付けています。
しかしながら、特に心臓病の大きなリスクのある人に、ルートの根が本当に効果的であるかどうか言えるかについては、もっと長期的な検証が必要です。

ビートの根はエクササイズの効果を増進するのか?

2013年の研究で、ビートの根がエクササイズの効果を改善することに関連した研究があります。この研究では、アクティブではない人やレクレーションとして運動をする人が、ビートの根のジュースを飲んだ後のエクササイズのパフォーマンスが「緩やかに改善」したことを発見しています。しかしながら、プロスポーツ選手には少ししか効果が見られなかったという結果も示されていました。

ビートの根は認知症を予防するか?

2010年の研究では、ビートの根のジュースを多く摂る食事では、脳内の特定の場所への血流が増加したであろうことが示されました。しかしながら、この研究は制限的で小規模かつ短期間のものであり、硝酸が多い食事が認知機能を改善するという確たる証拠は示されませんでした。もっと長期かつ、大規模な人数を対象とした研究が必要でしょう。
2014年の研究では、高度の高い場所(海抜2500メートル)での影響を模倣した部屋で自転車を漕ぐ、サイクリストに対するビートの根のジュースの効果が示されました。
研究者たちは、ジュースを与えられたサイクリストたちは、ほんの少しではあるけれど、しかしタイムトライアルのスコアに関しては目に見える進歩がありました。平均としてはそれは16秒の向上でした。

ビートの根について栄養士の判断

栄養士およびBDA広報官のアリソン・ホーンビー(Alison Hornby)氏は、「ビートの根とビートの根のジュースは、緑色の葉野菜、キャベツ、セロリとともに、血圧を下げるのに役立つ硝酸を含有しているので、バランスの取れた食事の一部としての利用が非常に役立つでしょう。
積極的動き、食事中の塩分を減らし、健康的な体重を維持することも、血圧をコントロールする重要な戦略です。」と語ります。

関連記事一覧