妊娠中に静脈が目立つことについて

症状
妊娠中の静脈について
妊娠中に、体じゅうの静脈が目立つようになったと感じませんか?これは、赤ちゃんにきちんと栄養が供給されている証拠です。妊娠中に静脈が目立つことについて、また、いつ目立たなくなるのかも含めて、まとめました。
静脈瘤よりは気付きにくいかもしれませんが、妊娠初期の10週あたりまでに、体じゅうの、特におなかや胸の太い静脈が見えるようになったことに気付くことがあるでしょう。妊娠が進むにつれて、手足にも見られるようになります。これは皮膚が薄い人だと目立ちやすいですが、一方で肌の色が濃い人は目立ちにくい傾向にあります。
原因は?
静脈が目立ってくるということは、赤ちゃんが正常に成長しているという証拠でもあります。静脈網によって、血液や栄養を胎児に送っているのです。妊娠中は、血液量が2~4割上昇するため、静脈もそれに耐えられるようにしなくてはなりません。
知っておいたほうがいいこと
妊娠中に目立った静脈は、出産後は元に戻るので、安心してください。これは、赤ちゃんがお腹の中ですくすくと成長している証だとして、自信を持ちましょう。
対処法
残念ながら、目立たなくするための対処法などはありません。出産後に消えるまでおとなしく待ちましょう。授乳中は、胸の静脈は目立ったままかもしれませんが、離乳して消えてからは、それもいい思い出となるでしょう。