乾燥肌の方が知っておきたい、洗顔方法について

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寝る前は必ず顔を洗うようにしましょう

どんなに肌が乾燥していても、夜にやさしく顔を洗うことは非常に重要です。一日を通して、化粧、日焼け止め、細菌、角質、汚れ、皮脂などが肌に付着します。こうした物質が毛穴に入り込み、炎症を引き起こす原因となります。ゴシゴシこすってしまうと肌に刺激を与えてしまうため、やさしく洗うようにしましょう。そうすれば、朝にもう一度洗顔をする必要はありません。朝起きたときは、冷たい水で顔を洗う程度にしましょう。

洗顔フォーム:石鹸成分入りのものか、石鹸成分が入っていないものか

石鹸に含まれる粗い洗浄剤は、肌が本来持っている自然な保湿オイルまでも洗い流してしまう可能性があります。これが原因で、肌が乾燥したり、肌荒れが起きたり、炎症を起こしたりする場合があります。石鹸成分が入っていない洗顔フォームなら、通常の石鹸の役割を持ちながらも、よりマイルドな成分からできているため、肌本来の保湿成分を洗い流すことはありません。

洗顔フォームの選び方

肌が乾燥しているときは、保湿成分を配合した、低刺激の洗顔フォームを選ぶようにしましょう。洗顔後も、肌が柔らかく、滑らかさが保たれるでしょう。もしも洗顔フォームによって肌が乾燥しすぎていると感じたり、突っ張ったり、肌荒れを起こす場合は、違うものを試してみましょう。また、乾燥肌の場合は、サリチル酸やグリコール酸を含む洗顔フォームは避けるようにしてください。

避けたほうが良い洗顔フォーム

粗い石鹸を避けるのと同時に、香料や化学成分、アルコールの入っていないものを探してみてください。抗菌成分を含むものは、乾燥の原因となることがあるため、避けるようにしましょう。グリコール酸などのスクラブ剤が入った洗顔フォームを避けたほうがよいかについては、医師に確認してください。洗顔フォームには様々な種類がありますが、どれが効くかは人によって異なります。

水と乾燥肌の関係性

シャワーやお風呂は、肌に水分を与えますが、肌の自然な油分を取り除いてしまうことで、乾燥の原因ともなります。また、熱いお湯の方が、ぬるま湯に比べて油分を早く取り除いてしまいます。顔を洗うときはぬるま湯を使うようにしましょう。また、脱衣所の乾燥を防ぐために、お風呂に入っているときは脱衣所のドアを閉めておきましょう。

スクラブ剤は使用しない

乾燥肌の場合は、スクラブ入りの洗顔フォームにお金をかけることを忘れましょう。実際のところ、スクラブ剤自体を忘れても構いません。こすったり、スクラブ入りのものを使うことで、肌を刺激してしまう恐れがあります。スポンジやタオルで洗うときの摩擦でさえ、肌を刺激する可能性があるのです。顔を洗う際の最もやさしい方法は、手で洗うことです。これが、一番便利で簡単な方法でもありますよね。

手や顔を塗らす

手で顔を洗うのですから、まずは手を洗いましょう。次に、手と顔をぬるま湯につけましょう。必ずしも、よく泡立てることに重点を置く必要はありません。低刺激の洗顔フォームには、泡立ちにくいものもあります。目標は、滑らかで柔らかい肌にすることです。「キレイすぎる」肌にすることではありません。

洗顔はやさしいタッチで行う

乾燥肌の洗顔においては、「もっと」は良いことではありません。500円玉ほどの量を手のひらに出し、顔に均等にのばします。指先を使って、円を描くように、肌をやさしくマッサージします。目の周りは、特にやさしく行うようにしましょう。指を使っていても、こすらないようにしてください。

顔を拭くときは擦らずに軽くたたくように

完璧な洗顔ができたとしても、顔を拭く段階でその努力も台無しにしてしまっては元も子もありません。擦ってしまうと、肌の表面で摩擦が起き、肌荒れや炎症につながってしまいます。ぬるま湯で顔をすすいだあとは、清潔な、乾いた綿のタオルで軽くたたくようにしましょう。完全に乾かす必要はありません。少し湿気を残しておくことで、保湿剤を閉じ込めやすくします。

スクラブ剤はほどほどに

スクラブ剤は、角質を除去し、保湿剤を肌に浸透しやすくする働きがあります。しかし、研磨剤は、乾燥した肌を傷つけてしまう恐れがあるので、スクラブ剤を使ったs念願は、週に一度程度にしましょう。フルーツスクラブは、ザラザラしすぎている可能性があるので、避けましょう。米酵素や、パパインのスクラブを使ってみましょう。こうした成分は、肌に優しく、安心してスクラブ剤を使えます。スクラブ剤を使っていて、肌が痛くなるようなことがあれば、使用を辞めるか、よりやさしい成分のものに切り替えましょう。

とにかく保湿が大切

保湿剤は、実際のところ、肌に水分を足すものではありません。すでに肌にある水分を閉じ込めて、蒸発しないようにする働きがあります。一日に2~3回保湿するようにしましょう。次の、「3分ルール」を守ってみてください。夜の洗顔と朝の水のみの洗顔のあと、3分以内に保湿剤を塗るようにしましょう。一日のうちにもう一度保湿剤を塗る場合、その前に顔をすすいだり、洗ったりする必要はありません。

保湿剤の選び方

乾燥肌には、ローションタイプよりも、クリームやオイルタイプの方が効果が高いです。グリセリンやプロピレン・グリコールなどの保湿剤は、皮膚の外側の層に水分を浸透させる働きがあります。ペトロラタム、ラノリン、ミネラルオイル、ジメチコーンなどの皮膚軟化剤は、皮膚に層を形成することで水分を皮膚の中に閉じ込める働きをします。ワセリンなどの軟膏は、バリアとしての役割を果たして水分を閉じ込める働きがあることから、乾燥した肌には最も良い保湿剤の一つとされています。

保湿剤を選ぶ上で気をつけるべきこと

香料入りの保湿剤は避けたほうが良いでしょう。また、レチノイルなどの一部の成分は、敏感肌や乾燥肌には刺激が強い場合があります。数日間、腕の内側などに少量の保湿剤を塗りこんでみて、以上がないかどうか試してみてください。もしも、チクチクしたり、ヒリヒリしたり、痒みが出たり、乾燥した場合は、顔には使わないようにしましょう。

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