妊娠期間中の赤ちゃんの胎動について

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胎動について

赤ちゃんの活動、つまりキック、回転、身をくねらせるなどお母さんが感じることのできるものの段階は妊娠期間を通じてさまざまです。胎児の動きについて予想されることをご紹介します。

はじめに

赤ちゃんがキック、しゃっくり、身をよじる、くねる、パンチ、しゃっくりなどの動きをするのを感じるのは単純に妊娠期間の最大のどきどきのひとつです(この9ヶ月のうちに胸焼けや脚のむくみ、背中の痛みなどほかの特徴ももちろんあります)。まったく新しく、印象的なほどに元気ないのちがお母さんのなかに育っているということで、これ以上によい証拠はないでしょう。

しかし妊娠期間中の胎児の運動のせいででお母さんたちは疑問や心配でいっぱいです。わたしの赤ちゃんはちゃんとキックしているのかしら?しすぎかしら?4本足なのかしら(キックの始まり方でそう感じるのです)?

すべての赤ちゃんが違った胎動をし、また基準にはかなりの開きがあるのですが、妊娠期間に何が起こっているのか、何をいつ予測するべきかを理解し、赤ちゃんの世界を垣間見る手がかりとなるのです。

第一期の胎動

妊娠期間の最初の数日と数週間から(細胞の集合体がすばやく拡大しているときは、まだそれはただの細胞の集合体なのです)3ヶ月の最後にかけて(ちょうどお医者さんのドップラー波が心拍のかわいいどきどきをとらえるかもしれない時期ですね)、第一期はびっくりするほど早い発達なのです。しかしまだ胎動は期待しないでください(むかつき、疲れ、頭痛以外は...)。赤ちゃんはお腹のレーダーにパルスを発するにはあまりに小さすぎるし、子宮の守りのかたいクッション材の中あまりにも深く埋め込まれているのですから。ジグを踊れるかもしれませんが、足踏みも飛び跳ねるのも感じられないのです。

第二期の胎動

さあ、胎動の話を(少なくとも親指しゃぶり、キック、ばたばたについて)しましょう。いつ実際にこれらの命のさえずりを感じるのでしょう?月ごとに期待されることがこちらです。

赤ちゃんの動きを感じるとき(胎動初感)

ほとんどの女性は14~26週の間に胎動初感として知られる、赤ちゃんのそわそわやのたうちを感じますが、一般的には18~22週という平均値に近いです(さまざまということが当たり前ではありますが!)。胎盤の位置も役割を果たします(もし正面を向いていたら、つまり逆子であったら、動きが不明瞭でキックが起こるまで長くかかります)。

キックはどんな感じ?

初期の動きはどんな感じがするのでしょう?認識するのと同じくらいそれは説明がしにくいです。もしかするとばたばた(神経質になっているときに落ち着かなくなるような種類の)と感じられるかもしれません。あるいは引きつり、または軽い突きのような感じかもしれません。お腹がすいて辛くってごろごろ鳴る感じでさえあるかもしれませんね。泡がはじけたり、ジェットコースターでひっくりかえるような感じかもしれません。どう感じるにせよ、すくなくともそれが何か確かに分かったら思わず笑顔が浮かぶことでしょう。

赤ちゃんが私たちのように個人であり、動きのリズムもパターンもさまざまだということを理解しておきましょう。ほかの赤ちゃんや上の子と自分の赤ちゃんを比べないようにしましょう(あなたの親友の妊娠期間はあなたのとは違うのです)。そしてもし赤ちゃんがいつになく活発でも緊張しないでください。それはのちのち超人的な子供を持つことになるわけではないのですから。

一番胎動を感じそうなとき

昼の間、お母さんの体の動きで赤ちゃんはあやされて眠ります。そして起きているとき、夜以外ははたくさんのことを診られます。でも赤ちゃんが一番活発だと感じるときはというと...

お母さんは夜は体を落ち着けます。リラックスして体の調子を整えると、赤ちゃんが何をたくらんでいるかより分かりやすいでしょう。
あるいは軽食を食べた後そう感じるかもしれません。血液中の糖分の増加で赤ちゃんは急に元気になるかもしれません。
緊張しているときかもしれません。アドレナリンもまったく同じ働きをして、赤ちゃんに急激なエネルギーを与えます。

妊娠4ヶ月

ある妊婦さんたち(とてもやせていて、出産経験のある人です)は最初に赤ちゃんの動きを感じます。でも殆どの女性は動きや引きつり(ガスや筋肉の痙攣のようです)に気づいたり、認識したり、最低あと数週間はできません。

妊娠5ヶ月

ほとんどの女性が始めて胎動初感や赤ちゃんの運動を感じる月です。胎動をひとたび感じ出したら、赤ちゃんの習慣は小さな筋肉が強くなり、生まれて間もない運動技術が発達するにつれて急激に躍動的になるでしょう(そしてもっと力強くパンチするようになるでしょう)。赤ちゃんはまだ子宮の中で思うままに宙返りができるほど小さいのです。

月の中ほどになっても何の動きも感じられない?お医者さんが赤ちゃんがどんな風か超音波を処置してくれるかもしれません。もしかすると予定日には何もないかもしれません(あなたがお思いよりもより頻繁に起こります)。

妊娠6ヶ月

赤ちゃんはぐんぐん大きくなります。脚の運動はより振付けられているようになり、小さな脚のばたばたのパターンに気づきだすかもしれません(行動は予測できないもののようですが)。

第三期の胎動

ここからずっと、多少(かなりかも!)子宮に痛みが感じられるようになります。胎動が毎日、ずっと感じられるでしょう。第三期の残り、何が予想されるかがこちらです。

赤ちゃんのキックを数える

すべてが予想通りに進行していることを確かめるために、28週から最後までお医者さんはお母さんにキックや胎動を数え始めなさいと仰るでしょう。気をつけるべきはこちらです。

どれだけ頻繁か:一日2回キックを数えるために静かな時間を空けましょう。運動が乏しくなる傾向にある朝に1度、より活発になる夜に1度。
することは:時計をチェックして数え始めましょう。なんでも(キック、ばたばた、打つ動作、回転)数えましょう。10回動作を数えたら止めて時間をメモしましょう。
気をつけること:ときどき長くかかることもありますが一時間かそれ以内に10回動くのが普通です。
もし一時間に動作が10なかったら:軽食や果物ジュースを摂り、寝て数え続けましょう。もし10になるのに2時間以上かかったら、お医者さんに連絡をとりましょう。活動がないのは必ずしも何かの異常を意味するものではありませんが、ときには早急な判断を要する危険信号でもあります。
心に留めておくこと:予定日が近づくほど、より普段の胎動のチェックが重要になります。9ヶ月までに、一日に何度も動作を数えることが必要になるでしょう。そしてもし突然の動作の減少を記録したらお医者さんに連絡をとってください。

妊娠7ヶ月

妊娠7ヶ月までは、赤ちゃんは転げまわったり向きを変えたりするのに十分な余裕がしばらくはあります。赤ちゃんは毎日強くなります。そして心地よくなっていたパンチは、ほんとうに痛くなってくるかもしれません。

お母さんがこの時期感じている運動はキックとパンチだけではありません。ときどきかすかな、でもリズミカルな痙攣のようなばたばたを感じますか?赤ちゃんはもしかしたら無害な、そして完全に普通なしゃっくりをしているのかもしれません(なくっても普通です)。しゃっくりはお腹のなかだろうが外だろうが、大人たちがするのとまったく同じ不快感を赤ちゃんにもたらすわけではない、と知っておきましょう。

妊娠8ヶ月

赤ちゃんが重くなるにつれ、いままで余裕のあるアパートのようだった子宮は窮屈なクローゼットのようになります。躍動的な宙返りはあまり起こらなくなりますが、ひじ突きやひざぶつけを伴うのたうちや回転はかなり感じられます。

もしおなかの赤ちゃんが我慢できないくらい動いたら、体勢を変えてみましょう。立っているなら座ってみるか、横にねてください。赤ちゃんも位置を変えて何かほかにすることを見つけるでしょう。

この時点なら、赤ちゃんと交流さえできるかもしれません。つぎにひざか、もしかしたら脚が突き出るのを感じたら、やさしく押してあげましょう。もし赤ちゃんが遊んでいたら、脚を引っ込めて、もう一度お母さんのほうに押し出すかもしれません。

妊娠9ヶ月

ほとんど背も体重も十分で、少なくとも狭い場所に似つかわしくないほど赤ちゃんが小さくもなくなる時期ですね。早いばしばしというキックも感じられません(単にその余裕がないのです)が、大きなよろめきや大きなキック(例えば赤ちゃんが向きをかえるときなど)には絶対に気づくでしょう(赤ちゃんのなかにはどしどしと子宮頸に傷を負わせるのを好むものもいます。どこが出口か感じているのでしょうか?)

何かが絶対にお母さんの注意を引くでしょう。赤ちゃんの片足(あるいは両足)が肋骨を突いたり(いてて!痛いでしょうね)。優しく突いたり、場所を変えたり骨盤を突っついたりするのは多少安心を与えてくれるでしょう。

出産の前に

出産の前、赤ちゃんが骨盤のほうに頭から埋まったり、落っこちたりするとき(初産の場合2,3週間前、妊娠後期の予定日に近い)、これらの活動のパターンはまた変わる可能性があります。赤ちゃんが頭の向きを変えるたびに、かなり強くそれを感じることができます(子宮頸の近くに鋭い電撃が走るような感じかもしれません)。幸運なことに、赤ちゃんは脚をもう骨盤の方に突っ込まないので(やっと、ですね)安心してください。

出産前数週間赤ちゃんの動きはかなり個人差があります。多少動かなくなる赤ちゃんもいますが、顔合わせのときまで赤ちゃんがずっと活発でもびっくりしないでくださいね。

胎動の減少

胎動に常に気づいているのはいつだってよいことですが、妊娠期間を通じ胎動に変化を感じるときもあります。たいていの場合は全く普通です。胎動に気づくであろう機会をご紹介します。

性交の後

ご心配はいりません。性交の揺れる動きとオーガズム後のリズミカルな子宮の収縮は赤ちゃんを眠りへとさそうのです。ある赤ちゃんたちは性交後さらに活発になります。どちらにせよ、これらの変化は普通で健康的です。そして妊娠期間の性交は安全でないという印でもないのです(お医者さんがお母さんに性交はできないと言わないかぎりは)。

第二期

ひとたび赤ちゃんがキックやチョップをするのを感じはじめたら、何時間、あるいは1,2日なんの活動に気づかなくても慌てないでください。この時期、赤ちゃんはまだたいへん小さいので、定期的な運動を感じることがなくても普通なのです。赤ちゃんの場所(例えば外向きではなく内向きなど)、あるいは赤ちゃんがもっとも活発な時間(夜)にぐっすり寝ているなどによってこれらの動きは見逃されることもあるかもしれません。

第三期

赤ちゃんはこのとき、しっかりとした睡眠と起きている時間の定期的な周期をもっています。ときには活動中の小康状態が深い眠りであることもあります(そしてすぐ、よく眠る能力にお母さんは感謝なさることでしょう)。しかし9ヶ月になると、動きの変化を記録するのが非常に重要になってきます。一日に何度も胎動を数え、急な減少は何であれお医者さんに報告しましょう。

これらの事例であれば、堂々と軽食を取るべきです。ふつうこうすると赤ちゃんは目覚めます。もし2時間以内に10も動きを感じられなかったら、すぐにお医者さんに相談してください。

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