妊娠第8週のお母さんと赤ちゃんについての基礎知識

その他

妊娠第8週目の赤ちゃん

胎芽が子宮の中で動き出す時期になりますが、つわりが起きて、頻繁にお母さんはトイレに行く時期となります。

赤ちゃんは驚くほどの割合で成長します。赤ちゃんの第8週の大きさはどれくらいでしょうか?現在の赤ちゃんの大きさは平均17ミリ、ブルーベリーのサイズを卒業し、ラズベリーのサイズになりました。しかし、赤ちゃんがどれくらいの大きさなのかを推定することは難しくなってきました。それでも、1日に1ミリの割合で成長を続けていますが、これは必ずしも身長が伸びていることを示しているわけではありません。小さな体から、手、足、背中などの部分になる芽が成長していくため、今後数ヶ月で大きな変化が起きることを意味しています。

赤ちゃんは唇、鼻、まぶたができます
妊娠8週間で他に何が変わるのですか? 小さな胎芽を拡大してみてみると、爬虫類のような顔ではなく、赤ちゃんのような顔になってきているのがわかります。手と足は水かきのような形をしていましたが、この週には1本1本指が分かれ始めます。尻尾はほとんど消えてきています。上唇の形ができてきており、ボタンのような小さな鼻と、薄いまぶたができてきています。

心拍と自発運動
こうした成長はお母さんだけではなく、赤ちゃんにとってもエキサイティングなものです。どうしてそんなことがわかる?赤ちゃんの心拍は1分間に150-170回という信じられない速さで打っています。大体大人の倍の速さです。まだ、お母さんには感じないとしても、赤ちゃんは小さな胴体と手足の芽をピクピク動かす、自発運動を行い始めます。赤ちゃんのお家も広くなりつつあります。羊水量も増加しており、成長する赤ちゃんの部屋として子宮も拡張しつつあります。

妊娠8週目のお母さんの体

つわり
赤ちゃんがいるようにはっきりと見た目ではまだわかりませんが、お腹の辺りが少しきつくなってきたのを感じているかもしれません。それは、通常の大きさが拳ぐらいである子宮が、妊娠第8週目までにはグレープフルーツぐらいの大きさになっているからです。
まだ、それでも子宮はまだ小さいです。外側からは妊娠しているようには見えなくても、内側からは妊娠していることを確かに感じている時期で、特に一日中、体内からでてくる脅威から感じていることでしょう。そう、それは妊娠で最も悪名高い言葉である、つわりです。英語ではモーニングシックネスといいますが、朝だけに起こるわけではないので、この不正確な言葉は、一度もつわりを経験したことのない男性によっておそらく名付けられたに違いありません。妊娠している女性の75%がつわりを経験しますが、もしあなたがそのうちの1人であれば、嫌というほどわかっていると思いますが、つわりは朝から始まり、日中、夜もだらだらと続きます。
吐き気がなぜ起きるのかについて、色々な説がありますが、誰にもよく原因はわかりません。体内のヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)のレベルの増加やエストロゲン循環が原因かもしれませんし、またはプロゲステロンレベルの上昇か子宮筋肉の急速な伸びが原因で、消化管の筋肉の緩和(これにより消化が効果的でなくなる)が起こるせいなのかもしれません。原因は何であれ、お母さんがトイレではいていたとしても、赤ちゃんは大丈夫です。1回の量は少なく、頻繁に食べるようにし、すぐにまた始まる次の強情な吐き気である妊娠胸やけと戦うことができることでしょう。吐き気と嘔吐は妊娠第12-14週には和らぎますので、これからあと4-6週すれば少し安心することができるでしょう。今のところは、ポジティブな面に集中してみましょう。つわりは通常の妊娠で起こる兆候なのです。

試してみましょう、妊娠中には果物を食べる
果物はいつでもあなたの友人です。でも、妊娠中はそれ以上の親友であると考えてください。天然の甘い果実には、お母さんと赤ちゃんに必要なビタミン・栄養素が含まれているだけではなく、お母さんを正常に保つために主演の役割もします。妊娠時の食物嫌悪や吐き気のあるときに、野菜を受け付けないときに代わりに果物をとることができます。例えば、ブロッコリーを胃が受け付けないときには、ドライアプリコットを選びましょう。)果物と野菜を関して栄養価の高いもののルールがあります。色の濃いものはより栄養価が高いように思ってしまいます。しかし、そうではなく、中身が問題です。外見上は、メロンは外側の皮の色を考えれば明かりりんごより色が薄いと思いますが、でも中身は別です。メロンの濃い色の果肉はビタミンとミネラルの含有量において、果肉が白いりんごよりも優れています。果物を選ぶときは、その果肉の色で選らべば、多くの栄養素を得ることができます。

その他アドバイス

血液量は50%以下程度増加し、(妊娠ホルモンと同様に)頭痛を訴えるかもしれません。もう頭痛がありますか?医師に相談し、アスピリンやイブプロフェンの頭痛薬を赤ちゃんに安全なアセトアミノフェンに代えてもらいましょう。
エクササイズの一つにスクワットを加えてみるとよいでしょう。太ももを強化することができ、出産時、赤ちゃんが下りてくるのを助けます。10-30秒スクワットのポジションを維持し、5回繰り返しましょう。

多くの妊婦にとって、妊娠中のホルモンの増加は、皮膚や顔面に紅斑やダークスポットの原因となります。これを避ける方法としては、外出する時はSPF15の日焼け止めをつけましょう。

一般的症状

疲労
最近なぜそんなに疲れているのでしょうか?すべてを試してみてください!妊娠は大変なことです。パートナー、ご家族、お友達からの助けを求めるべきです。パートナー(または仲間)が手を貸すことは、散歩に出るのに十分なエネルギーを持っているかもしれないことを意味します。(その後は寝てください)。

吐き気と嘔吐
吐き気は、今週もまだしつこく付きまとっているかもしれません。ジンジャークッキー、ジンジャーエール、またはショウガのキャンディーなど、ショウガ食品を試してみてください(多くの研究は、妊娠中の吐き気や嘔吐を軽減するために効果があることを示しています)。空腹時ではなく、夕食時に妊婦用ビタミンを摂取してみてください。チュアブルなどの種類は、吐き気がしにくく感じるかもしれません。

膣分泌物の増加
エストロゲンにより、新しい体液がもたらされました。薄い乳白色の膣分泌物の白帯下です。エストロゲンが骨盤領域への血流を増加させると、体の粘膜を刺激します。白帯下はバクテリアの健康的なバランスを保つために細菌感染から産道を守っているので、ビデを使ったり、洗い流したりしないようにしてください。

膨満感とおなら
膨満感と便秘に続いて、妊娠の一般的な兆候である、鼓腸(おなら)がでます。エストロゲンに伴われた弛緩ホルモンは、体内の筋肉をリラックスさせるために働きます。これは消化管の筋肉も緩ませます。これは食物の移動が遅くなり、消化不良やおならの発生の原因となります。(あなたのそばにいる人たちに謝罪する以外の方法としては)どうすればよいのでしょうか?食べるときはリラックスするようにしましょう。緊張は食べ物と一緒に空気を飲み込みやすくなり、胃の中でガス発生源となります。

便秘
食物繊維は動きの鈍った腸に対する戦いにおいて、最高の友人となりますので、食事には食物繊維を毎回取り入れましょう。でも、食物繊維の多い食事に慣れていないとき、または以前よりもおならが多くなった場合は自分のペースを保ちましょう。例えば、白米を玄米に代え、ローストチキンと野菜に添えてみましょう。でも、玄米、豆腐、ブロッコリーばかりにはしないでください。

食欲増加と食物嫌悪
粘土や洗濯のりのような変わったものを欲していますか?医者に相談してください。このような渇望は渇望は異食症と呼ばれ、特に鉄の栄養欠乏症の徴候となり得るからです。

医者に聞いてみましょう

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