細菌と赤ちゃんについての基礎知識

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細菌と赤ちゃん

細菌と聞くと、不快に感じるでしょうが、子供にとって害のあるものもあれば、特に害を及ぼさないものもあります。ここで、詳しく解説していきます。

歯固めのおもちゃから、新鮮に刈り取られた芝生まで、ハイハイしたり、いつも動き回っている赤ちゃんは、制限なく何でも口に入れてしまいます。そして、赤ちゃんが手に掴むものを何でも味見しようとするのを見ると、不潔に感じることだと思います。しかし、赤ちゃんにとっては、一日の仕事の中に含まれていることです。それに、口に含んだりかじったりするのは、味覚や食感など、周りの環境を学ぶための大事なレッスンです。それだけでなく、一部の専門家は、赤ちゃんが細菌に接触することは、実際には良いことだと主張しています。赤ちゃんのウイルスや細菌は、赤ちゃんの免疫システムを強化してくれるため、将来的に感染を防ぐことができます。

しかし、だからといって、思い切って、赤ちゃんを細菌にさらすべきだといっているわけではありません。確かに、顕微鏡間でしかない見えないほど小さな浸入者たちの殆どは、無害ですが、もちろん潜在的に有害なものもあります。ここでは、気にする必要のない細菌や、赤ちゃんを遠ざけよる必要のある細菌(そしてその方法)のガイドを紹介します。

心配しなくてもよい:床やカーペットに落とした食べ物

床を定期的に清掃している限り、これらの表面に棲息する細菌は、有害ではありません 。

赤ちゃんを遠ざけたほうがいい:濡れたり湿っているもの

濡れていたり、湿っている所に落ちている物や、そのもの自体が湿っている物(例えば、放棄されたおしゃぶりや、お菓子など)。湿った場所で繁殖するカビや細菌が原因で赤ちゃんが病気になってしまう可能性があります。

心配しなくてもよい:「殺菌されていない」哺乳瓶、乳首、おしゃぶり

これらは、殺菌をする必要はありません。高価な機器等でこれらを除菌する必要はなく、さらに言うならば、コンロの上で煮沸して除菌しなくても大丈夫です。食器洗い機に入れたり、熱い石鹸水で手洗いするだけで十分でしょう。

赤ちゃんを遠ざけたほうがよい:残った母乳、調合乳、ベビーフード

ミルクの残った哺乳瓶の乳首や、赤ちゃんがくわえたスプーンに触れた食べ物は、細菌の繁殖地です。赤ちゃんが一度に飲んだり食べたりする量だけ、与えるようにしてください。追加するのは、後からいつでもできます。残す部分は、別のお皿や容器に分けていれて、冷蔵庫に保存してください。赤ちゃんが一旦口に含んだもので、残ったものは食べ物であれ飲み物であれ、捨てるようにしてください。

心配しなくてもよい:犬や猫

犬や猫については、心配しないでください。犬が赤ちゃんに近づかないようにしているかもしれませんが、赤ちゃんの顔を舐めたとしても大丈夫です。実際、研究では、1歳になる前にペットに暴露された乳児は、後で動物にアレルギーを起こす可能性が低いことが分かっています。

赤ちゃんから遠ざけるべき: ペットに関するもの

手付かずのペットのご飯(特に腐敗する可能性のある濡れた状態のもの)、おもちゃや、噛んだ後のおやつ、うんちなどに近づけないようにしましょう。ペットのトイレを、赤ちゃんがたどり着けない場所に指定したり、ペットのおもちゃを手の届かない所に置くようにしてください。

心配しなくても大丈夫:裏庭の草やビーチの砂

野外で少しくらい草を口に入れても問題ありません。赤ちゃんにとっても、これらが決して美味しいものではないと理解するための、よいテストになるでしょう。苦い顔をして、「汚いよ」と伝え、他のものに注意をそらしてみてください。

赤ちゃんから遠ざけるべき:人体に害のあるもの

タバコの吸殻や他のごみ(農薬、肥料など、これらは細菌ではありません)が存在する可能性のある場所では、地面に落ちている物から、赤ちゃんを遠ざけるようにしましょう。どれも、赤ちゃんとっては害でしかありません。お菓子を落とした場合も、食べさせないようにしてください。スペアパックを用意するようにしましょう。

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