目の周りの青あざの原因について知っておきたいこと

症状

はじめに

目の周りの青あざは、何らかの形で目の周りで内出血が起こることでできます。

一般的には、目のあざは、顔面を殴られたり、落ちたりといった事故によってできるものです。

まれに、しわ取りや鼻の整形手術のあとに起こることもあります。

目の周りが青紫色になるのは、皮膚の下の血管が切れ、周りのやわらかい組織に血が漏れ出してしまうからです。

痛みや腫れを伴う場合は、目を完全に開けることが困難になるでしょう。また、視界が悪くなったり、頭痛が起きることもあります。

目の周りにあざができたらどうしますか?

目の周りにあざができても、通常はそこまで深刻ではなく、重症でない場合(詳しくは下記をご覧ください)は、自宅で治療できる場合がほとんどです。

数日後には、目のまわりの腫れが引いてきて、あざは黄土色に変化し、やがて消えていきます。

他のあざと同じように、目の周りのあざも完全に消えるには1~2週間かかります。

セルフケア

以下のようにして、目の周りにできたあざに対処しましょう。

怪我をしたらなるべくすぐに、氷などで優しく目の周りを冷やしましょう。

冷やすことで、痛みが和らぎ、腫れを抑えます。初日は、一時間に15~20分くらいの間、毎時間冷やすようにしてください。

パラセタモールやイブプロフェンなどの痛み止めも、痛みを和らげるのに効果的です。アスピリンは、医師に処方された場合を除き、使用しないようにしてください。出血を悪化させてしまうことがあります。16歳未満の子供には、アスピリンを使用させてはいけません。

痛みや腫れがひどい場合や、数日たっても引かない場合、また、患部が熱を持ったり、赤くなったり膿がでている場合は、医師に相談してください。このような症状がでると、感染症を引き起こしている場合があります。

救急車を呼んだほうがいい場合

以下の場合、救急車を呼んで、直ちに適切な治療を受けてください。

・頭を打って、両目にあざができた場合(頭蓋底骨折と呼ばれる頭部外傷である可能性があります)
・顔面を殴られて意識を失った場合
・物がだぶってみえたり、目が見えない場合
・頭部外傷が重症であることを示す次のような症状がある場合
記憶喪失、激しいまたは永続的な頭痛、眠気、発作、嘔吐
・目が動かない場合
・目に差すような痛みがある、または何かが詰まっているような感じがする場合
・目が切れている、または目に血がにじんでいる場合
・次のような重度の目の怪我をした場合
黒目が変形している、光やフラッシュを見ると目が痛む、視界に斑点、輪っか、影が見える場合
・抗凝結の働きのあるアスピリンなどを服用している、または血友病などの出血性疾患にかかっている場合

以上のような状況は、深刻な怪我を引き起こしている可能性があり、直ちに医者にかかる必要があります。

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