さまざまなニキビの種類についての基礎知識

症状

尋常性座瘡

尋常性座瘡は、一般的なニキビの医学名で、ブラックヘッド、ホワイトヘッドをはじめとする、肌に現れる様々な種類のニキビを指します。ニキビが発生する場所として最も一般的なのは、顔、胸、肩、背中です。軽度のニキビの場合は市販の薬でも良くなる場合が多いですが、重症化してしまうと、皮膚科での治療が必要となる場合があります。

面皰

面皰、もしくはコメドは、初期のニキビで、毛包に皮脂や角質が溜まった状態のものを指します。コメドは、ブラックヘッドやホワイトヘッドと呼ばれる瘤に発展する可能性があります。コメドを刺激する可能性のある製品は、「コメドジェニック」と呼ばれています。逆に、「ノンコメドジェニック」と記載のある化粧品は、毛穴が詰まりにくくなる効果があり、ニキビに有効とされています。

ブラックヘッド

ブラックヘッドは、皮膚の表面で開いた状態にあるコメドのことです。これらには、余分な皮脂や角質が溜まっています。ブラックヘッドは、多くの場合、市販の薬で改善します。

ホワイトヘッド

皮膚の表面で閉じた状態にあるコメドは、ホワイトヘッドと呼ばれます。これは、皮脂と皮膚細胞が、詰まった上体の毛包を開くことを防いでいるときに発生します。ブラックヘッドの治療に使われる市販の薬は、ホワイトヘッドにも同じように有効です。

丘疹

丘疹は、炎症を起こした状態のコメドで、皮膚に小さな赤もしくはピンク色の腫れ物ができます。このタイプのニキビは、デリケートな場合があります。指でつついたり、潰してしまうと、炎症が悪化し、痕になってしまう場合もあります。丘疹は、多くのものが中程度から重度のニキビに発展する恐れがあります。

膿疱

膿疱は、炎症を起こすタイプのニキビとまた違う種類のものです。ホワイトヘッドに似ていますが、突起の周りに赤い輪のようなものができます。この突起は、白あるいは黄色の膿をたくさん含んでいる場合があります。膿疱をつついたり、潰したりしないようにしましょう。痕になってしまったり、皮膚に暗い色の斑点ができてしまう原因にもなります。

結節性ニキビ

結節性ニキビは、突起になった部分が炎症を起こしており、触ると硬いものです。これは、皮膚の深いところで発生し、痛みを伴う場合が多いです。結節性ニキビは、皮膚科で治療する必要があります。市販の薬では、治すには効き目が弱いでしょう。処方された薬なら、治癒に有効です。

嚢胞

嚢胞は、大きくて膿がたくさん詰まった皮膚の病斑です。結節性ニキビと同様、嚢胞も痛みを伴う場合があり、皮膚科医による治療が必要となります。結節性ニキビや嚢胞を発症する人は、重度のニキビを発症していると位置づけられることが多いです。

軽いニキビ

ホワイトヘッドやブラックヘッドが20以下で、炎症を起こしている突起が15以下、もしくはすべての種類のものが30以下の場合は、軽いニキビというカテゴリーに入ります。軽いニキビは、通常、市販の塗り薬で治すことができます。明らかな効果が確認できるには、長くて8週間かかる場合があります。

中程度のニキビ

20~100程度のホワイトヘッドやブラックヘッドがある場合や、15~50の炎症を起こしている突起がある場合、もしくはすべての種類のものが30~125ある場合は、中程度のニキビと判断されます。皮膚科医は、通常、中程度から重度のニキビの場合、処方薬を使うことをすすめてきます。改善が見られるまでは何週間もかかる可能性があり、良くなる前に悪化してしまうこともしばしばです。

重度の嚢胞性座瘡

重度の嚢胞性座瘡の人は、非常に多くの炎症を起こした嚢胞や結節性ニキビが発生します。ニキビの色は、暗い赤や紫色になることもあります。多くの場合、痕が残ります。早い段階で皮膚科での治療を受けることで、痕を最小限に抑えることができます。医師がコルチコステロイドを嚢胞や結節性ニキビに直接注入し、小さくしたり、痛みを伴う炎症を抑えるケースもあります。

集簇性座瘡

集簇性座瘡は、ニキビの中でももっとも重症なケースの一つです。炎症を起こした結節性ニキビがたくさんでき、それぞれの結節性ニキビは皮膚の奥で互いにつながっています。この種類のニキビは、首、胸、腕、尻にできることが多く、痕にもなりやすいです。また、男性に多く見られ、ステロイドやテストステロンによる場合もあります。早急に皮膚科での治療を受けることが重要です。

塗り薬による治療

ニキビ用の塗り薬にはジェルタイプやクリームタイプがあり、皮膚に直に塗ります。軽いニキビについては、たいていの場合は市販の塗り薬が役に立ちます。薬の有効成分として、過酸化ベンゾイル、レゾルシノール、サリチル酸、硫黄などが含まれます。抗菌性のクリームやレチノイドクリームなどの処方薬は、軽いニキビから中程度・重度のニキビまで治療することができます。こうした処方薬は、一種類もしくはほかの有効成分を配合した数種類を処方されることもあります。

全身療法

ニキビ治療の全身療法としては、経口薬の服用があります。テトラサイクリン、ミノサイクリン、ドキシサイクリン、エリスロマイシンなどの抗生物質は、細菌を殺し、炎症を抑える働きをし、中程度から重度のニキビの治療に効果があります。その他の全身療法としては、経口の避妊薬が挙げられます。これは、女性のニキビを改善する効果があるとされています。他には、スピロノラクトンと呼ばれる抗アンドロゲンのホルモンピルなどがあります。

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