肌を健康に保つということ②

どうしたら肌をもっと健康に保つことができますか?
・清潔にしましょう
肌、とくに手を洗うことは、肌を健康に保つ上で非常に重要です。手を洗うことで、菌を体の他の場所へ広げるのを防ぎます。また、ほかの人に風邪やインフルエンザなどの感染症を移してしまうのを防ぎます。肌の乾燥を防ぐために、熱すぎるお湯に浸かったりシャワーを浴びないようにしましょう。肌が乾燥したり痒い場合は、保湿クリームやローションを使いましょう。
・太陽に当たりましょう、でも対策は忘れずに
皮膚が太陽の光を浴びると、ビタミンDが作られます。ビタミンDは、骨や体のシステムを健康に保つのに役立ちます。しかし、太陽の光を浴びすぎると、肌がダメージを受けたり、皮膚ガンのリスクが高まってしまいます。また、肌の老化が進み、感染症にもかかりやすくなってしまいます。外出するときは、SPF30以上の日焼け止めを塗るようにしましょう。塗るときは、均一になるようにし、自分で塗りにくいところは家族や友人に手伝ってもらいましょう。1日に1回塗るだけでは足りない場合があります。使用上の注意をよく読んで効果的に使いましょう。
・日焼けベッドは安全か?
日焼けベッドは、残念ながら自然光の安全な代替手段ではありません。紫外線放射は、日焼けベッドであれ自然光であれ、浴びると肌がダメージを受けます。このダメージによって、皮膚ガンのリスクが高まったり、肌の老化が進んでしまいます。多くの日焼けベッドは、主にUVA放射を使用しており、メラノーマの発生リスクを高めてしまいます。
・運動
運動は、肌の健康にもとても良いのです。血流が良くなるため、皮膚の表面まで血液が行き渡り、体全体に酸素と栄養を届けます。また、汗をかくことで不純物が肌から流れ出るのを助けます。毎日1時間程度の運動を心がけてみてください。運動は、肌だけでなく、心臓、肺、筋肉などの体の他の部分にも良い影響をもたらします。汗をかくことで体内の水分が失われますから、水分補給をしっかりしましょう。健康に不安がある場合は、医師に相談して、ご自分に合った運動をアドバイスしてもらいましょう。
・健康的な食生活
肌を健康に保つ上で、特別な食生活は特に必要ありません。バランスの取れた食生活を続けることで、健康的な体重を維持し、肌や全体的な健康を保つためにたくさんの種類の栄養素を摂取することができます。バランスの取れた食生活は、以下を参考にしてみてください。
・野菜や果物、全粒粉のほか、牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの低脂肪乳製品を多く取るようにする
・牛肉の赤身、鶏肉、海藻類、豆類、卵、ナッツなどからたんぱく質を摂取する
・固形脂肪、飽和脂肪、コレステロール、塩分(ナトリウム)、砂糖、精製された穀物を摂り過ぎないようにする
・トランス脂肪酸の摂取を可能な限り低く抑える
・健康的な体重を維持するために、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを考える
・十分な睡眠をとりましょう
十分な睡眠をとることで、全体的な健康を改善するのを助けます。これは、肌にも良い影響を与えます。子供は毎晩最低9時間、大人は7~9時間程度が理想です。
・医師に診てもらいましょう
ほくろの大きさが変わったり、赤い斑点が見られたり、痒みがあるなど、皮膚に異常が見られた場合は、病院へ行きましょう。皮膚の病気は、痕が残らないためにも、なるべく早く医師に診てもらうことが大切です。