頭を持ち上げる

あなたの赤ちゃんが大きな一歩を踏み出す―新しい方法で世界を見る方法について学びましょう。
赤ちゃんはいつ頭を上げますか?その答えは、実際のところ赤ちゃんによってさまざまです。しかし専門家は、遊びの時間に親が見守るところででタミータイム(親が見ているところで、乳幼児を腹ばいにして過ごさせること)を取り入れると、子どもの首、胸、腕がしっかりし、自分の体だけで頭を支えることができたり、前腕を使って上半身を支ええることができるようになったりします。これらの同じ筋肉は、ほかの総合的な運動機能にも重要な役割を果たします。いくつか例を挙げると、物をどかす、手を伸ばす、座る、ハイハイするといったことです。そして、自分のマットから頭を持ち上げることを学んだ赤ちゃんから驚きの瞬間(「ねえママ、ママが見えるよ!」)があることが、赤ちゃんの魅力なのです。
いつそれが起きるのか
1カ月目:腹ばいになっているときに頭を少し持ち上げることができる
2カ月目:頭を45度持ち上げることができるかもしれない
3カ月目:ほとんどの赤ちゃんは、前腕で持ち上げて頭を45度持ち上げることができる
4カ月目:ほとんどの赤ちゃんは90度まで手を上げることができ、また頭を水平に保つことができます。
赤ちゃんががそれを発見するのを手助けする方法
赤ちゃんの中には、新しい池のアヒルのようなタミータイムの時間を取って、景色を楽しんだり、探索することを楽しみます。でも、多くの赤ちゃんは、うつぶせで遊ぶことを楽しむ前にむずかるかもしれません。ただ、赤ちゃんの反応がどんなものだったとしても、生後1週間ぐらいからタミータイムの時間を作りましょう。そして、起きてからの数分間でもよいので、ひざの横に赤ちゃんをうつぶせに置いておきましょう。それは、赤ちゃんにとってめったにないことです。
生後1カ月になると、毎日(常にあなたの目の届くところで)15~20分くらい腹ばいになる時間をすごし、腕、肩、背中と首に重要な筋肉を作る手助けをします。もし、赤ちゃんが腹ばいになることをいやがるようでしたら、短時間のタミータイからはじめましょう。1分~5分ぐらいであればごまかせると思います。そして、少しずつタミータイムの時間を延ばしていきましょう。
手こずるおもちゃ付きのアクティビティマットは、赤ちゃんが頭を持ち上げるのと助ける大きなきっかけとなります。子どもと一緒に床のあたりまで視線を落とし、変な音や面白い顔を見せてあげてください。お腹を並べたり、頭や首を持ち上げたりすると、赤ちゃんも同じような動きをします。あるいは、背中におんぶしたり、胃や胸の上(お互いの顔を見ながら話をするのにちょうどいい位置です)に赤ちゃんを腹ばいにさせて、タミータイムを寄り添う時間にしてください。
心配しないでよいこと
赤ちゃんがタミータイムをいやがるなら、赤ちゃんはあなたにきっと知らせたいことがあるのだと思います。でも、それは心配の原因ではありません。実際、腹ばいになったとき、赤ちゃんが泣いたりいらいらしたりするのはごく普通のことです。変えるのは大変なことなんです!我慢して、ゆっくり始めましょう。そうすれば、きっと腹ばいになって遊んでもらう工夫が実を結ぶときが来ます。赤ちゃんに食事を与える前がいいでしょう、でも、少し休憩したり、最後の昼寝から完全に目を覚ました後はやめておきましょう。
そして、もし赤ちゃんが腹ばいになっているときに、朝ごはんで食べたものを吐き出してしまったとしても、それは予想できることです。布でふきとり、きれいにすればよいのです。
また、すべての赤ちゃんが自分のペースとタイミングで頭を持ち上げたることを忘れないでください。赤ちゃんが頭を持ち上げ、前腕で押し上げるまでには数週間かかるかもしれません。彼女に練習の機会を与えてあげてください。
次は何がある?
赤ちゃんがタミータイムでたっぷり練習したら、さまざまなスキルをマスターするために必要な筋肉を曲げます。ほとんどの赤ちゃんはすぐに座るようになります。それを知る前に、あなたの赤ちゃんはハイハイを卒業するか、すぐに立ったり歩いたりするかもしれません。