新米パパのためのガイド~妊娠6ヶ月~

妊娠6ヶ月のお腹について
胎児がおなかの中で初めて動くという経験は、この世のものとは思えないくらいのものと感じるでしょう。奥さんのおなかが急に飛び出したり、ぐるんと回るような動きをしているのを実際に見ると、より強くそう思うかもしれません。おなかの中の小さな男の子もしくは女の子は、パンチをしたり、キックをしたりしています。奥さんのおなかを触ってみましょう(触ってもいいか、きいてからにしましょう)。旦那さんが興味を示してくれることは、奥さんも嬉しいでしょうし、二人(お子さんも入れたら三人ですね)の距離がさらに縮まるでしょう。また、妊娠中はとても頭を使いますので、奥さんはいつもより忘れっぽくなってしまうかもしれません。大事なことはリマインダーを作っておくなど、引き続き奥さんのサポートも忘れないでくださいね。
妊娠6ヶ月にできること
いろいろな体位を試してみましょう。妊娠中期に入り、奥さんの性欲も増してくるのもこの頃ですが、どうしたらロマンチックな夜を過ごせるのか、お互いに不安もあるのではないでしょうか。ぜひ、気持ちよくかつ興奮する体位を開拓することを奥さんに提案してみましょう。赤ちゃんに当たってしまわないのかという不安の方が大きいという人もいるでしょうが、その心配は無用です。第一に、赤ちゃんはずっと奥の方にいますので、当たることはありえません。第二に、赤ちゃんは子宮内で守られていますので、危険はありません。一方、奥さんは傷つけないように注意しましょう。痛くないか、どうすると気持ち良いのか、常に聞いてあげるようにしましょう。また、医師の指示に従うようにしてください。ほとんどの女性は、妊娠中の性行為は基本的には出産まで問題ありません。それでも心配だったら、奥さんに素直に伝えてみてください。性生活のことを含む、どのような話題についても、オープンになって正直に話し合うことが一番です。
部屋の模様替えは今のうちにしましょう。赤ちゃんが産まれて家に来たら、新しく棚を作ったり、タイルを壁に貼ったりといったDIYはしばらくできなくなります。やりかけのものがあったら、早めに終わらせるようにしましょう。また、子ども部屋をリノベーションしている場合は、もうあまり時間がありませんので、注意して計画しましょう。
デートをしましょう。少しだけおめかしして、二人で特別な時間を過ごしましょう。彼女が行きたいといったところへ連れて行ってあげましょう。そして、きれいだね、と伝えてあげましょう。妊娠中期に入って体型も変わってきて、自信をなくしていることかと思います。次の日の朝は、起こさないで寝させてあげましょう。旦那さんとしてのポイントアップになるかもしれませんよ。
ご自分の体調も気遣ってください。驚くことに、男性も、腹痛、渇望、腰痛などの妊娠特有の症状に似た症状が出ることがあります。これは、擬娩症候群とも呼ばれており、パートナーが妊娠すると、オスの動物にも妊娠に似た症状が現れることがある、と言われています。心のどこかで、奥さんばかりが注目されていることへの不安、ストレスと、少しばかりの嫉妬と戦っているのかもしれません。しかし、症状が「似ている」だけではありません。信じるか信じないかは別にして、父親になる日が近くなるにつれ、男性の中の女性ホルモンの分泌量が非常に多くなると言われています。胸が大きくなったりするほどの量ではありませんが、母性が芽生えるには十分の量です。これは、良いことだと言えるでしょう。奥さんの辛さが身にしみて分かった今、彼女をサポートするための努力をもっとしていきましょう。(夕飯を作ったり、トイレ掃除をしたり、洗濯物をたたんだり、など)もちろん、ご自身の体を休めることも忘れないでくださいね。
妊娠6ヶ月の夫婦におすすめの話題
赤ちゃんが産まれるまでの、嵐の前の静けさのような感じがしていますか?それとも、あっという間に予定日が来てしまうような感じがしますか?時間が経つのが遅いか速いか、奥さんに聞いてみてください。また、出産までの期間であと何をやらなくてはいけないか、もう一度確認し合ってください。ベビーベッドや産着はどうしようか、名前は何にしようか、など。名前を考える際は、名前辞典を活用してみても良いかもしれません。
妊娠6ヶ月の奥さんを持つ旦那さんへのアドバイス
最近は母親学級に夫婦で参加する方も増えてきていますが、楽しみですか、それとも面倒だと感じていますか?どっちも、という方も多いでしょうね。奥さんに気持ちを素直に伝えてみてもいいですが、ぜひ参加してみてくださいね。父親向けの妊婦体験や、沐浴の練習をさせてくれるところもあります。また、赤ちゃんのお世話について分からないことがあれば、積極的に質問してみましょう。ご自分で本などで勉強するのもいいと思います。出産や育児の準備をしっかりしておけばいざというときも安心ですし、奥さんもとても頼もしいと感じてくれると思いますよ。