妊娠中の失禁について知っておいたほうがいいこと

症状

妊娠中に膀胱の制御が難しくなる原因は何ですか?

尿意を催しただけなのに失禁してしまった、あるいはくしゃみや咳をしたり笑ったときに尿漏れしてしまうということは、妊娠中にはよくあることです。

知っておいたほうがいいこと

膀胱が言うことをきいてくれないというのは、つらいことです。妊娠中の失禁は、厄介で汚い上に、状況によってはとても恥ずかしい思いをするでしょう。ですが、これはよくあることで、たいていは一時的なものです。必ず、漏れているのが尿であることを確認してください。尿は、アンモニア臭がします。もしも透明で臭いがない場合、羊水が漏れているということもゼロではありませんので、その場合は直ちに医者に連絡してください。尿であることが確実な場合、次回の検診のときに医者に伝え、指示に従ってください。

対処法

・ケーゲル体操(骨盤底筋の体操)を試してみましょう。一日に3セット行うようにしてみてください。
・体重に気をつけてください。体重が増えすぎてしまうと、膀胱が圧迫されやすくなってしまいます。
・膀胱が言うことをきくように、尿意を催す前に、30分ごとにトイレに行くようにしてみてください。徐々に、間隔を伸ばしていってください。
・便秘にならないように気をつけてください。腸が詰まってしまうと、膀胱が圧迫されやすくなってしまいます。
・一日に最低8杯の水分を摂取するようにしてください。失禁を心配して飲む量を減らしてしまうと、脱水症状や尿道炎の危険性があります。
・コーヒー、柑橘系、トマト、清涼飲料水など、尿漏れをコントロールするのが難しいと思われるものは避けるようにしてみてください。
・尿漏れパッドを使用してみてください。
・最終手段として、咳やくしゃみをするときに足を組むようにしてみてください。

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