出産を促すとされる食物にはどのようなものがあるか

出産を促すとされる食品とは
ひまし油が効くと言い張る女性もいますが、正しいという確証はありません。それに、酷いあじのするこの物質を使った場合の副作用は甚だしいものなのです。ひまし油は子宮というよりも腸に影響を与えます。これはラズベリーの葉を煎じた茶など、漢方(薬草)治療に関しても同様です。これは、(腸がよじれるような経験を別とするならば)子宮を落ち着かせる働きがあると言われています。どちらに関してもその安全性や効果の有無を証明する根拠がありません。また、これらを身をもって試したお母さん達は、二度とやろうとはしないのです。(それでもやりたくて仕方が無い、というのなら、医者に相談してみるとよいでしょう。)
「害はない、役に立つかもしれない」といった部類に含まれるものとしてナス、バルサミコ酢、香辛料等があります。これらも出産を助ける特質があるか否かを証明するものはありませんが、多くのお母さんが、これらを使用して出産を迎えられたと主張しています。腹がこういった物質を受け入れるのであれば(妊娠後期の胸焼けは死ぬほど辛いですよ)、奥様方のいう魔法の食べ物を食べてみても害はありません。但し、これを食べるがために健康的な食物を食べ損ねるのであれば許容されません。これらの他に、奥様方がうるさく勧める食物は全て腸内に騒ぎをもたらすものです。(ひまし油と似たようなものですが、もう少し優しい食物たちです。)
今のところ、こういった食物が出産を促すという証拠はありません(既に妊婦の子宮口が拡張を始めていた、というのでない限り)。ですから、静かに待っているのがよいでしょう。
実際に初期の陣痛が始まったら、清澄液、ゼラチン、トースト、といった簡単に消化できるスナックを選ぶようにしましょう。肉類、酪農製品、脂肪は消化に時間がかかり、身体が出産を行うのに必要なエネルギーが消化に使われてしまうので、避けなければなりません。それに、後々麻酔を用いる場合を考えると、胃腸が食物で満杯になっていることは合併症のもととなります。