どのようにシミ対策を行えばよいのでしょうか

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色素沈着について

顔にシミがあっても良いという人はいないと思います。黒皮症や肝斑という言葉を聞いたことがあるかもしれません。両方とも、高色素沈着のことです。
「炎症、紫外線、その他の環境的な損傷により、細胞は自己を守るためにより色素を多く産生します。」と、インディアナ州のフルートランドの皮膚科医のカール・R・トーンフェルド(Carl R. Thornfeldt)は言います。妊娠やピルの服用による、エストロゲン値の変化でも、同様のことが起こります。
この結果、むらのある色素沈着が起こり、顔にシミができる状態になりますが、「その出来方には違いがあります」と、ジョージ・ワシントン大学( George Washington University)の皮膚科准教授である、エリザベス・タンジ(Elizabeth Tanzi)は言います。明るい肌色の人は、そばかすやシミになり、濃い肌色の人は影のように見えたり、斑状になります。

むらのある色素沈着の原因は日常的なものですが、シミを改善したいという需要は高いため、シミや斑の治療法は沢山あります。しかし、全てのシミを同じように治療することは難しいです。シミの治療を開始する前に、皮膚科医を受診してください、とタンジは言います。成分によっては肌に強すぎて、炎症を起こす可能性もあるため、どのようなものを使えばよいのか皮膚科医からアドバイスを得て、正しい方法で安全に使うにはどうすればよいのか尋ねましょう。

選択肢の一つとしては、ハイドロキノンがあります。これは肌の内部で色素が産生されるプロセスを遅らせることができる、局所クリーム処方薬です、とタンジは言います。「ハイドロキノンは私達が使うことができる中で最も効果的に肌を明るくすることができる薬剤です。」と彼女は言います。しかし、濃度が高い場合、肌に有害な可能性があります、と彼女は言います。(このため、使用を禁止している国もあります。米国ではほとんどの医師が低用量であれば安全であると考えていますが、患者の状態を確認しながらの処方となります。)

米国では、医師は通常4%濃度のハイドロキノンクリームを処方しますが、市販薬では2%のものが入手可能です。「ハイドロキノンは肌荒れを起こす可能性があり、あまり長期に使用すると色素を増やすことになりますので、自分の患者には3ヶ月使ったらしばらく他の皮膚美白剤を使うようにさせています。」とタンジは言います。医師が炎症や副作用を避けるために、市販のハイドロキノンを使うように勧める場合もあります。

ウィリアムは患者にまず、ハイドロキノンよりも市販薬を試すように勧めています。「処方されたものではない製品は、色素を減らすことに効果がありますし、処方薬のような肌へのリスクがありません。」その中でも良いものはコウジ酸です、とリエットカークは言います。「色素を減らす効果が優秀ですが、継続使用をすることができ、ハイドロキノンに伴う副作用のリスクがありません。」と彼は言います。

ビタミンCも人気のある薬剤です。研究によると、肌を明るくし、高色素沈着を薄くしていくことに役立ちますが、ハイドロキノンのような肌荒れを起こしません。
「美白成分の中に、リン酸アスコルビルマグネシウム(リン酸アスコルビルmg)の濃度が高いものを探してください。」と高色素沈着のトリートメントを行うエステティシャンである、ルネ・ルロー(Renée Rouleau)は言います。この形態のビタミンCは安定しているため、効果的だとのことです。
いくつかの研究の結果、他に市販製品で効果があるかもしれないものでは、大豆、ナイアシンアミド、エラグ酸、アルブチン、リコリスなどを含む製品です。皮膚科医はこうした製品の使用をハイドロキノンと合わせることにより、副作用や炎症を最小限にするかもしれません。

「多くの人が忘れがちですが、シミには即効で効果がある治療法はありません。」と、トーンフェルドは言います。「ダメージは肌の奥底で起こっているため、それが表面に現れてくるまでに時間がかかります。このため、ダメージを回復するのにも時間がかかります。」このため、効果的なシミの治療でも忍耐力が必要となります。

肌を紫外線から隠す

高色素沈着は一晩では起こりません。それは長年の紫外線によるダメージの蓄積でおきます、とタンジは言います。シミができないようにするためのアドバイスを以下に紹介します。

日陰を探す
「患者には、いつも太陽光を避けるように言っています」とタンジは言います。可能である限り、直射日光の下ではないところにいましょう。小さなことですが、日が当たっていないほうの道に渡って歩きましょう。

日焼け止めを塗ることを忘れない
「毎日SPF30を塗らないといけません。」とタンジは言います。紫外線が肌に当たると、ダメージを与えます、とタンジは言います。紫外線は窓ガラスも雲も突き抜けてくるので、いるでもSPF30の日焼け止めを塗っていましょう。

帽子を被る
つばの広い帽子は、最も高色素沈着がおきやすい顔を守ってくれます、とタンジは言います。日光からの物理的な保護が必要です。そして、高色素沈着の治療をする場合は、帽子を被ることは非常に重要なことです。
「毎日帽子を被る必要があります。そうでないと、局所クリームの効果がでません。」と彼女は言います。

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