妊娠中の初乳(漏乳)について知っておくべきこと

胸
妊娠中の体の変化
妊娠後期の間、身体はまだ胎児を育てていて、出産の準備をしています。出産の準備を整えながら、身体は出産を見越して多くの変化を経験します。例えば、妊娠38週目頃に胎児が骨盤に落ちて、より骨盤が圧迫されるのに気づいたり、気づかないうちに子宮頸管の拡張や消失などが起こります。予期していない明白な症状はもう1つあります。それは、胸が初乳と呼ばれる薄い黄色の液体を分泌し始めることです。初乳は赤ちゃんが生まれたらすぐに飲ませることになる母乳です。
妊娠中の初乳の原因とは?
妊婦の身体は、母乳の生産を含め、必ずすべての器官が確実に働くようにしています。赤ちゃんが最初に飲む母乳は、成乳よりも多くのタンパク質を含みますが、脂肪や糖分は少なく、生後数日の赤ちゃんでも消化しやすいです。また、赤ちゃんが子宮内で出会わなかった免疫グロブリンAや免疫グロブリンIgAのような抗体が豊富に含まれていて、喉、肺、腸の粘膜に感染する病原菌から守るのに役立ちます。出産してから数日後、胸には成乳が入り、母乳は白くなって量が増えます。
知っておくべきこと
漏乳はしていなくても、初乳がどのようなものか興味があれば、静かに乳輪を圧迫して数滴搾乳してください。まったく出てこなくても心配しないでください。時がくれば出ます。 また、赤ちゃんのために十分な母乳が生産できないという兆候ではないので、心配しないでください。
妊娠中の漏乳のためにできること
一度に漏れるのはたいてい数滴だけですが、我慢できないほどであれば、ブラジャーに母乳パッドを入れてください。しかし、漏乳に慣れるのが最善です。母乳パッドを使うと、漏乳がひどくなることがあります。