ニキビを潰してしまう前に知っておきたいこと

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ニキビについて

鏡を見たとき顔にニキビがあると、ニキビを潰したくなる衝動に駆られる人も多いと思います。心の底から潰したいと思うでしょう。特にニキビが最も悪い状態になったときはその思いがより一層強まるのではないでしょうか。
ニキビができても別に良いというようなときは無いかと思いますが、いつもパーティーなどの特別なときに限ってニキビができてしまうと思えてくることがあります。
それでもニキビを潰すのは悪いことなのでしょうか。

はい。ニキビを不適切に潰してはいけません。

何がいけないのでしょうか

「脂、ゴミ、アクネ菌が詰まった小さな小さな吹き出物を想像してください。」
Emory University School of Medicine in Atlantaで助教授をしている皮膚科の医師Zakiya Rice氏(MD)はこう話します。
「私たちは吹き出物を、アクネ菌を保持し続けて害を最小限にしてくれるものだと言うようにしています。」もしニキビなどの吹き出物を潰してしまったら、内容物が外に流れ出てしまいます。その内容物の中に入っていたアクネ菌が他の毛穴に入ってしまったら、より多くのニキビをできることになってしまいます。また、ニキビを潰すことにはもう一つ別のリスクがあります。ニキビをつついたり、引き裂いたり、ニキビに穴を開けたりすると、中のゴミやアクネ菌が皮膚のより深いところに入っていってしまいます。さらに、指に着いていた別の菌がニキビの中に入ってしまうおそれもあります。そうすると、ニキビがもっと赤みを増したり、悪化したり、腫れたり、さらに感染したりして、最悪の場合跡が残るニキビになってしまうかもしれません。
「ニキビはそのまま放っておいて、勝手になくなるのを待つのが良いのです。」とRice氏は言います。
ニキビは放っておけば、3日から7日で勝手に治癒します。不適切に潰されてしまうと、それが数週間に長引いてしまったり、新しいニキビができる原因となってしまいます。

専門家はどのようにニキビを潰しているのでしょうか

皮膚科の医師や訓練したエステティシャンはニキビをきちんと処理する方法を知っています。専門家は手袋をはめ、無菌の針でニキビを切開した後、内容物を角栓除去スティックと呼ばれる道具を使って取り除きます。
つまり、ニキビ潰しは専門家に任せるのが最善です。でも、挑戦してみましょう。ときどき、ほほやあご、鼻にある明るい赤色をしたニキビの中から膿を絞り出したくなるのを抑えるのがどうしてもできないと感じることがあるかもしれません。
ニキビを潰そうと決心したなら、適切な方法があると、セバストーポリの皮膚科の医師Cynthia Bailey氏(MD,CA)は言います。

1.潰すのが早すぎてはいけません。ニキビの頂点が白くなるまで待ちましょう。つまり、膿が皮膚の表面のすぐ近くまで来て、膿を外に出す準備ができるまで待つことが必要になります。
2.温水とせっけんと爪ブラシを使って手を徹底的に洗いましょう。
3.マッチやライターで針を殺菌して、冷やし、アルコールで拭いてください。ニキビをアルコールで浸した消毒綿で拭き、指にも数滴消毒液を落としましょう。
4.指を乾かし、清潔なティッシュで包みましょう。
5.先ほどの針を用意してください。皮膚に対して平行に針を構え、ニキビの白くなった部分のちょうど真ん中にそっと穴を開けましょう。
6.指、あるいは、アルコール消毒綿でそっとニキビを絞りましょう。白い部分の周りを(上ではありません)押してください。膿が簡単には出てこないなら、まだそのニキビは潰される準備ができていません。すぐに止めてください!

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