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「乾癬を子どもたちにうつしてしまうことを非常に心配しました」〜経験談〜

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乾癬とは

インタビューの際に56歳だった、ロス・フォアマン(Ros Foreman)は、小児期から重度の乾癬を経験しています。彼女は妊娠、日差し、薬の使用がどのように病気に役立ったのかについて話してくれました。
「私が9歳のときに乾癬と診断されました。私は学校に通学する際いつもスキップをしており、転倒して膝と肘をすりむきました。 擦り傷は癒されることがなく、しばらくの間、私の足と腕は乾癬で覆われていました。」
「診断結果を聞いてもは驚きはなかったです。乾癬は私の家系で遺伝していました。父母両方の叔母と叔父に乾癬がありました。叔父の一人は深刻な症状のため、定期的に入院していました。」
「私の家族には数人喘息をもっている人もあり、喘息と乾癬の間に強いつながりがあります。私の兄は13歳のときに重度の喘息発作の後に亡くなりました(私は9歳でした)。」
「乾癬を持って成長することは難しいことでした。奇妙な子供として見なされてしまい、学校生活では苦しみました。そのため、私はかなり恥ずかしがり屋になってしまいました。」
「私はあちらこちらの医師のところに行き、様々な種類のローションや薬を試しましたが、ほんの少し助けになる程度でした。」

乾式加熱と日光は乾癬の症状の改善に役立つ

「20代前半に、夫の仕事の都合で、私たちはカリフォルニア南部に移住した時に転機が訪れました。到着から6ヶ月以内に、私の乾癬は目に見えて減っていきました。乾燥し、晴れていて、暖かい気候で、いつもショートパンツやTシャツで外を出歩くことができることは本当に役立ちました。
「7年後、私たちは仕事で英国に戻った時、数ヶ月後に私の乾癬が再発しました。そして、ひどい症状になりました。それ以来ずっと乾癬の症状は出たままです。」
「私はUV光線療法を受けていますが、一時的な改善につながるだけで、今は症状を確実に抑制するメトトレキサートと呼ばれる経口治療を受けています。しかし、私は将来何が起こるか分かりません。私の乾癬は年齢とともに悪化しているようです。」

妊娠と乾癬

乾癬と一緒に生活し、治療するという物理的な困難の他にも、病気は彼女を本当に心理的に落ち込ませると言います。
「私は自然に社交的な人間ですが、時には家に閉じこもって、深く暗い場所に沈んでしまうような状態になります。自分自身が嫌になり、自分の自信が深い底に沈んでゆくような気持ちになります。」
「それは悲しいことですが、乾癬のせいで、私の人生はいろいろな面で制限されていると感じています。たとえば、私は若い頃はいつもスチュワーデスになりたいと思っていましたが、自分の肌が原因できっと採用されないことはわかっていました。」
ロスは、乾癬をうつしてしまうことや、喘息のような他の関連した病気をうつす可能性があるので、子どもを生むことは本当に躊躇したことを思い出していました。 「私は子供にこの恐ろしい病気をうつしたくないし、彼らに私と同じ苦労をさせたくないので、10年間妊娠を避けました。」
「ありがたいことに、私は前に進むことに決めました。私は今、3人の息子がいます。皮肉なことに、私の乾癬は妊娠中に改善しました。」

保湿剤と食事

サリー州のロスは、薬に加えて毎日のスキンケアに頼っていると言っています。
「毎日、私は全身に保湿クリームを、理想的には朝、昼と夜に塗ります。時間がかかり、面倒ですが、私はそれをやらなければなりません。私はオレンジジュースのような酸性飲料を避けるように指導しています。それは私の場合には飲むと悪化すると思うからです。」
「天気は病状に大きな違いを生みます。寒い冬は私にとって最悪の気候です。衣服で何層も肌を覆い、肌を温めると、私の肌は乾燥し、常に潤いを与えなければならず、それは本当に時間がかかることです。
春と夏には、温かさが増すため、肌の調子がよくなり、夏の服を着ると肌を手入れしやすくなるため、調子がよくなります」。

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