赤ちゃんの救急箱の中身は何を揃えるべきでしょうか?

赤ちゃんの健康と安全
もし幸運であれば、近所に24時間営業の薬局があるかもしれません。しかし、もし近所にそのような薬局があったとしても、夜中に赤ちゃんが具合が悪くなったり、怪我をしている時に外にある薬局に行くことは避けたいことです。必要なものを家に常備しておくようにしましょう。(医師にどのようなものを家の救急箱に常備しておけばよいのか、おすすめするものは何かを聞いておくとよいでしょう。)
幼児用アセトアミノフェンやその服用量の説明書は必要です。2歳以下の赤ちゃん・幼児のための服用量が、箱や容器にかかれていない場合は、医師や薬剤師から服用量についての説明書を得ましょう。
投薬を正確に行うために、スポイト、シリンジ等、投薬に必要なものを揃えておきましょう。
赤ちゃんの鼻詰りを解消するために、鼻吸い器を用意しましょう。
電子体温計を用意しましょう。赤ちゃんが検温を嫌がりますが、直腸体温を測ることが一番正確です。毎回使用の後はアルコールに浸した脱脂綿等で体温計を拭きましょう。(最近では耳温計等、数秒で検温できる体温計も多いため、赤ちゃんも通常は鼓膜温を測定することが多いようです。)
小さな傷や擦り傷ができた時のための、外傷用薬品(抗生物質クリーム等)も必要です。赤ちゃんの小さな爪は非常に鋭いです。バンドエイドは使わないでください。緩んできた時に、赤ちゃんが口に入れて喉に詰まる可能性があります。
何かの破片が刺さった時のための、とげ抜きも必要です。
肌がすり切れや炎症を和らげるために、ベビーローションを塗りましょう。胸用のラノリンクリームも効果があります。
ミスト加湿器は風邪の症状を和らげることができます。市販されている風邪薬や咳止めは赤ちゃんや幼児には安全ではありません。
下痢が起きたための経口補水液も用意するとよいですが、使用前には常に医師に相談しましょう。
安全のために、覚えておきましょう。トコン(吐根)シロップは使わないでください。誤飲や中毒の際に催吐薬として奨励されていた時期がありますが、現在では安全性や有用性があるとされていません。赤ちゃんが何か危険なものを飲み込んでしまった場合は、救急病院、または119に電話して救急車を呼びましょう。