食事の管理:食事日誌をつけよう!

食事日誌を書く
ある研究結果によると、食事日誌を書いた人は日誌を書かなかった人よりも2倍の体重を減らすことができたそうです。その秘訣は日誌を毎日続けたことにあります。
Madeline R. Vann氏(MPH)による
医学的観点からの監修はChristine Wilmsen Craig氏(MD)による
食べたもの全てを日誌に書き留めることによって減量を促進できるということが示されました。摂取した食べ物のカロリーを追いかけて一日のカロリー上限を超えないようにしようということです。
ダイエットをする人にどれだけやる気があっても失敗してしまうことが時々あるので、日々の食事日誌をつけることに関するモチベーションを維持するのは、ダイエットを成功させる際に重要なステップになります。
食事日誌:実証済みのダイエット成功
1700人の太りすぎまたは肥満の男女が、一日あたりの摂取カロリーを500カロリー減らすことを目標にDASHに基づいた減量プログラムに参加しました。DASHとは塩分摂取量を制限して高血圧をコントロールする手助けをするダイエットプログラムです。このプログラムの結果によると、食事日誌をつければ体重を通常の2倍減らすことができるのです。
20週間後、何を食べたかをほぼ全て記録してきた人たちは驚くほどに体重が減っていました。彼らの食事の記録は必ずしも完璧とは限らないのですが、できるだけ正確に食事を記録しようとしたその努力が体重の減量分に直接的に良い影響を与えたのです。
食事日誌:食べたその時に記録しよう
理想としては、食事の摂取量あるいは運動した時間などを日誌にすぐに書き留めたいところですが、不運なことに行動に関する研究によって時が経つにつれて日誌を書くのを止めてしまうということが分かっています。事実、食事を終えて2~6時間経たないと日誌を書かない人が多いです。日誌を書いていないその数時間で、知らないうちに一日の目標カロリーまで簡単に達してしまう可能性があるのに加え、食事日誌の目的は食事の加減をすぐに知ることができるように手助けすることなので、日誌をすぐに書かないことは問題です。
食べ終えて15分以内に食事日誌を更新するのを継続的に行うことができれば、ダイエットに成功する可能性は非常に高くなります。
食事日誌:訓練しましょう
食事日誌を続けることはある部分では訓練に、ある部分では利便性につながっています。
栄養学者でバーミンガムにあるアラバマ大学でリサーチコーディネーターをしているCatherine Bethea Dempsey氏(RD, LD)は「何かを噛んだら、それを書きなさい。」と言っています。「あなたはお菓子をたべるかもしれません。それだけで知らないうちにもう200~500カロリー余分に食べているのです。」
ですから、大したことはないと思われるちょっとした味見にいたるまでその時にすぐ履歴を残しておくことが必要です。こうした詳しい説明も食事日誌がなぜそんなに機能するのかを部分的に説明しています。
食事日誌:ハイテク技術に頼りましょう
日誌に関しても、利便性は重要になってくると思います。伝統として日誌をつけるのには鉛筆と紙を用いてきましたが、食事日誌を15分以内に書くことを推奨しているデータと同じデータによって、人は紙の食事日誌をわざわざ開いて日誌をつけるほど熱心ではないということも分かりました。現実に、私たちは自分にウソをついて、実際よりも自分はすぐにかつ正確に紙の食事日誌をつけていると思い込んでいます。
Dempsey氏は自分が快適に使うことができると感じたウェブベースの食事日誌を見つけ出すことを勧めています。「日誌をオンラインでつけるだけで大きな違いが出ます。」「ウェブベースの食事日誌はあなたのためにカロリーを計算してくれて、一部のオンライン日誌は目標に近づくとほめてくれることもあります。ほめてもらえること自体は現実的には大したことではありませんが、目標を達成できたというのを知ることができるのはうれしいことです。」
あなたに合う形式の日誌を見つけて、ダイエットの作戦に食事日誌を組み込んでみましょう。