妊娠期によくある10の夢とその意味について

妊娠中の夢について
「最近変な夢ばかり見るの。うたた寝のときもそう。なんだか自分がおかしくなってる気がする。何が起きてるの?」
正気を失っているのではありません。しかし何か(おそらくは妊娠期間のことでしょうか?)が心の中にあって、昼も夜もすさまじい夢を見るわけです。ふだん起きたときに夢の中身を覚えていない人でさえ、われに返ったときには真夜中にパートナーの方を起こして見たばかりのへんてこな夢(尻尾の生えたエイリアンの赤ちゃんを産む、など)についてくわしく話そうとしているかもしれませんね。あるいは大事な会議の途中にまん丸ほっぺの赤ちゃんが小さな帽子をかぶり、かわいいおくるみの中にいる白昼夢を見るかもしれません。夢や白昼夢は本当にそれが夢なのか不思議な気持ちになるほど細かく、鮮明かもしれません(エイリアンの赤ちゃんがテクニカラーで出てくるように)。
何がそうさせるのか?
妊娠期のへんてこな夢と白昼夢を(またも)ホルモンのせいにするのは簡単ですが、ほかの説もあります。まず、頭の中にはさまざまな物事があります。夢は考え事をしすぎ、生活に大変動が起こりそうなときに無意識が働くひとつの形なのです。夢は1001もの対立する感情の捌け口となります(おそれによる躊躇から、まったくの興奮やよろこびからなる心配まで)母になることを実感し、もしかしたらそれをほかの仕方で表現するのに不安なのかもしれません。
もちろん、他の理由もあります。だいぶ基本的なものですが、前にもまして夢を見ているとなぜ感じるのでしょう。夜かつてより起きているようになり(もしかすると2、3時間)、お風呂に入ったり、体を投げ出したりして快適になろうとするのです。そして真夜中に起きるたびに、頭の中で起こったばかりの夢について詳細や色を思い出そうとするのです。
何を意味するの?
以下はもっともありふれた妊娠期の夢とそれぞれの意味です。
・おっと!夢 赤ちゃんにごはんをあげたり、玄関のドアを閉めたりストーブを切ったりするのを忘れる夢は、自分は母親になる準備ができていないというもっともよくある恐れと関係したものかもしれません。
・いてて夢 動物や侵入者に攻撃されたり落っこちたりする夢は傷つきやすい気持ちの象徴です。
・助けて!夢 車やクローゼットのような小さい場所から出られないという夢は新しい母として自由を制限されたり失ったりする恐れを表現しています。
・うわあ!夢 食べ過ぎたり、変なものを飲んだり体重が適正体重に乗らない夢は食事にこだわろうとしている時期によくあります。
・ギャー!夢 パートナーが他の人と付き合ったりあなたに関心をしめさなくなる夢は妊娠が外見を変えるかもしれない恐怖をあらわにしています。
・性的な夢 性に関するポジティブ、ネガティブな夢は性的混乱や両義的意味を浮き彫りにします(妊婦さんには共通の感覚です)。
・記憶の夢 なくなった両親や祖父母の写真を撮る夢は古い世代と新しい世代をつなぐ精神的方法でしょう。
・赤ちゃんとの生活の夢 赤ちゃんを抱きしめたり、キスしたり面倒をみてあげる夢は親子育ての練習や赤ちゃんを生む前に絆をつくる練習かもしれません。
・赤ちゃんを想像する夢 病気や奇形の赤ちゃんを想像する夢は赤ちゃんの知性や将来への心配を指しています。赤ちゃんの目、髪色、性を写真にとることはあなたの気持ちに思い通りの未来に狙いを定めさせるという意味かもしれません。
・労働の夢 労働の痛み(またはその欠落)は出産への不安を代弁しています。
何ができる?
夢、幻想を見ることをやめないでください。悪い夢であっても(赤ちゃんをどこにおいたか忘れた、車の中に閉じ込められた、など)前向きになりうるのです(本当ですよ!)。それらは無意識が動揺期に制御を取り戻そうとしているしるしなのです。鮮烈な夢はまったく普通であること、妊婦さんとそのパートナーにとってさえも大変ありふれたものだということを覚えておいてください(それはお父さんが無意識の不安に打ち勝とうとする方法で、ホルモンのせいにはできないわけです!)。ですからパートナーと夢を(白昼夢も)交換してみましょう。治療同様に楽しい上(打ち勝つことができますか?)、お二人の距離を縮めることにもなるのです。