賢くやせるために:自分自身を知ろう

ダイエットについて
自分がどんなダイエットに向いているかご存知ですか?ダイエットにおける自分の性格を知っておくと、体重を減らしやすくなります。
ダイエットプランは、その計画を続けるときに効果があります。そして、ダイエットに成功した人が言うように、自分のライフスタイルと性格に合ったプランを選ぶと、体重を減らしたり、維持したりするのがずっと簡単になります。料理をするのはいやですか?流行のグルメに合わせたダイエットプランは長続きしません。お子さんや大食いの人に囲まれたところで生活しているため、身の周りに食べ物があふれていますか?その場合、あなたのダイエットプランには、間食の問題と向き合う必要があるでしょう。
エール大学のプライマリケアの臨床医兼教育者であり、『The Perfect Fit Diet』の著者でもあるリサ・サンダース医師によると、ほとんどの女性はさまざまな努力を重ねながら、ダイエットを続ける必要があると考えている、と言います。しかし、それはまったく真実ではありません。ダイエットとは単に食べることで、ずっと前から続けていることなのです。ただ、その食事が理想の体重に達成したり維持したりすることもあれば、そうでないこともある、というだけに過ぎません。
ダイエットで満足のいく結果を残すための最初の一歩は何でしょうか?以下にご紹介する5つのダイエットのタイプから自分に合うものを見つけると、ダイエットが簡単になるかもしれません。
タイプ1:支援が欲しい人
答えを求めるために、友人やアドバイスをくれる専門家のもとに向かう人がこのタイプに入ります。大学時代には、勉強仲間やショッピングパートナー、そして悲惨なデートの後に慰めてくれたり、仲直りするために背中を押してくれた人がいました。年上の思慮深い友だちの助けがなければバージンロードを歩くことはなかったし、午前1時に義理の姉に電話しなければ、陣痛や分娩後の憂うつを乗り切ることはできませんでした。
理想の食事プラン
完璧なダイエットプランは、女性からたくさんのサポートを得ることです―チョコレートファッジとの闘いを共有したり、深夜にブロックの周りを歩くために会ったりしましょう。楽しいことや友情、栄養に関するヒントを共有するために毎週会ったり、運動プログラムに参加して、中心メンバーと一緒にエアロビクスかピラティスのクラスに参加できるダイエットプログラムをチェックしたりしましょう。パーソナルトレーナーとのセッションを選ぶと、一人ひとり異なるダイエットの敵に打ち勝つために、1対1の定期的なサポートを受けることができます。
忠実に指示を守る人ではあるものの、自分でアイデアを考えるのが苦手な場合は、メニューのサンプルや食料品のリストを提供しているダイエットプランを選んでください、とアメリカ栄養士協会の広報担当者であり、デンバーにあるチェリー・クリーク栄養協会のオーナーであるスザンヌ・ファレルは言います。もしくは、独自のダイエットサポートグループを立ち上げて、ダイエットのサポートをしてくれる時間がありそうな、頼りがいのある友達を選び、言い訳をして逃げられないようにしましょう。友だち3人または4人のグループだと、メンバーの1人が参加できなくてもダイエットをやめてしまうことがありません。リーダーを指名してダイエットの目標を立て、サポーターにしてほしいこと、たとえばやさしく励ましてほしいか、それとも叱咤激励してほしいかなどを正確に伝えてください。
減量タイプ2:何度も間食してしまう人
自宅で過ごすことが多い女性、路上にいる営業担当者、あるいはオフィスで働く女性メンバーに入っている人がこのタイプに該当します。間食のタイプから、減量のサポートを少し必要としています。おそらく、料理をするのが好きではないかもしれません。また、子供や夫、そして締め切りを抱えた状態で、誰が1日3回の食事の準備をする時間が取れるでしょうか?典型的な間食として、トースト、ピーナッツバター、チョコレート、クッキー、シリアル、そして気持ちに余裕があるときはヨーグルトやバナナなどを食べることもあります。食材を使って自分で料理を作ろうとするとき、味見の時点で食べ過ぎてしまうので、1人分の量を食べられなくなります。また、残りものの野菜を温めるより、グラノラバーを開封したほうが簡単に思えるとき、軽食の時間がやってくる前に高タンパク質、複合炭水化物、脂質を含むものを食べてしまいます。
理想の食事プラン
何度も間食してしまう人は、空腹感からではなく習慣から食べてしまう傾向がある、と、『Mindless Eating』の著者であり、イサカにあるコーネル大学の食品・ブランド研究所の責任者であるブライアン・ワンシンク博士は語っています。また、何度も間食してしまう人は、最もそばにある食べ物を手に取ろうとします。このタイプに属する人のダイエットプランはどういうものにすればよいでしょうか?果物、野菜、全粒穀物といった健康食品を目立つ場所に置いて、シナモンロールやブラウニーは食器棚の一番奥に、中身が見えない容器に入れて隠しましょう。間食から気を紛らわせるために、チューインガムや持続性のあるミントを噛むようにしてみてください。
習慣的な間食の習慣を変えたり、水分補給を十分行うために、追加でボトルやタンブラーを持ち歩くようにしましょう。そして、ソファや机に袋に入ったお菓子を絶対に置かないようにしましょう。どれくらい食べたのかがまったくわからなくなってしまいますし、自覚がないまま全部食べきってしまうでしょう。ワンシンク博士は、自分が必要だと思うよりも少ない量を取り分けて、小さなお皿に置いて出すのがよい、とアドバイスしています。
減量タイプ3:縛られるのがいやな人
誰かがカロリー低いと言っているから、というだけで、「低カロリー」のものを食べるのを嫌がるタイプの人です。カロリーや炭水化物、脂質の量を計算することより大事なことがあると考えています。反抗的なので、毎回の食事で何を食べればよいかを説明するチャートに従いません。仕事、社会生活、そして家族のことは真剣に受け入れますが、食べ物のような平凡なもののために努力することはまったく望んでいません。このタイプの場合、ダイエットはシンプルでルールは少なく、常にルールを変更できる可能性を残しておく必要があります。
理想の食事プラン
縛られるのがいやな人は、ダイエットプランに熱心に取り組むことを希望しておらず、自分の食生活について抜本的に見直すことには興味がありません、とカリフォルニア大学バークレー校で心理学を教えるセス・ロバーツ博士は言います。彼女はいわゆるジャンクフードを禁止するとは言いませんし、食生活全般を見直すことより、ダイエットプランに小さな変化を加えることを優先しています。
ただし、リスクがひとつあります。ロバート氏によると、このタイプに当てはまる人は、チョコレートケーキひと切れを味わうのではなく、大きなサイズにカットしたケーキを食べてしまうことがわかるそうです。このカテゴリに入っている人のダイエットへのアプローチは、基本的にダイエットではない、とファレル氏は同意します。自分のことのように思うようでしたら、ゆっくりと、一口を味わいながら食べることに意識を向けてください。毎回の食事前や食事中に、空腹度を評価しましょう。そうすれば、お腹が空きすぎたり、満腹になりすぎたりすることはなくなります。
減量タイプ4:甘いもの好き
甘いものが好きで、夫や娘、叔母、を持っています。あなたの夫、娘、そしてイースターのたびに好物のミシシッピ・マッドパイを焼いてくれる叔母など、すべての人があなたが甘い物好きであることを知っています。また、好みではないチョコレートに出会うこともめったいにないでしょう。甘い物好きで、かつ、何度も間食してしまう人の場合、ダイエットの苦労が倍になります。
理想の食事プラン
甘い物を食べることについて慎重に計画を立てる必要がある、と『Feed Your Family Right!』の共著者であり、栄養士でもあるエリサ・ジード氏は述べています。自宅やオフィスに置いているものでカロリーを消費する代わりに、一番好きなお菓子を決めて、いつ、どのくらい食べるかを計画しましょう。トリプルチョコレートチャンクブラウニーは、地元のベーカリーで1回につき1つ購入し、一口ずつ味わうほうがおいしいです。もっとたくさん食べることができる唯一の方法は、別のお店で買うことです(たくさん歩いて消費することができます)。
高品質のおやつを少し食べると、以前はおいしいと思っていたお菓子の山が、カロリーが多いだけの食べ物になるでしょう。目の前に食べ物があるとつい食べたくなってしまうので、できるだけ買わないようにしましょう、とジード氏は言います。ダイエットプランに新鮮なフルーツをたくさん入れてください。桃、イチゴ、バナナは甘い物が食べたい気持ちを満たしてくれますし、食物繊維や主要な栄養素も摂取できます。もう少し甘い物が食べたいときは、低脂肪のプリンかヨーグルトにフルーツを加えてみてください。
減量タイプ5:食事中に気が散っている人
マルチタスクは、忙しい女性にとって時間を節約するものかもしれませんが、健康やウエストまわりには必ずしもメリットがあるものとは限りません。もし、一度に少なくとも2つか3つのことをする傾向があって、そのうちのひとつが間食であることが多いなら、食事中に気が散っていて、実際に食べた量を知る手がかりがほとんどない可能性があります。食事中に意識を集中させられないものがダッシュボードであろうと、デスクトップであろうと、自分にとってダイエットで一番大切なのは、単にゆっくり食べることであることに気づくでしょう。
理想の食事プラン
あなたの軽食と食事をゆっくり準備してください、とワンシンク氏は言います。サンドイッチ半切れやミニニンジンのような軽食を検討し、チップスやクッキーといったスナック菓子は控えてください。気が散っている間に一袋全部食べ切ってしまうのは簡単です。ああらかじめスライスしておいたリンゴや、茎からはずしたブドウの実ように、食べやすく、こぼれにくい食べ物を選んでください。穀類については、全粒小麦を使ったプレッツェル、全粒粉のクラッカーなどを試してみてください。
ファーストフードについて、もし普段から利用しているなら、自分自身に約束してください。「自分に負担がかかることをよく知ってください」とワンシンク氏は言います。ファストフードを食べても構いませんが、運転しながら食べるのは控え、駐車場に車を止めてから食べるようにしてください。気が散りすぎて食べているものに意識が向いていないことが多い人は、自分のダイエットプランにひと工夫加えるまで、本当はファストフードの味が好きではない、ということに気づくことはないかもしれません。
もし早食いで、ひとりで食べることが多い状態を変えたい場合、仕事やテレビ、家事といった食事中の気晴らしを、読みやすい本や雑誌に替えてみてください。自分の意識が不安や締め切りが迫っている仕事といったものから離れると、もっとゆっくりと食べられるかもしれません。
性格とダイエットプラン
実際の目標は、自分に合うダイエットを見つけることではありません、サンダーズは言っています。楽しく食事する方法を見つけることが大切で、これこそが体重を落とし、かつ、維持することができます。年齢やライフスタイルの変化に応じて見直す必要があるかもしれません。しかし、完璧な体型にする唯一の方法は、すぐに自分自身と自分の性格に合うダイエットプランを見つけることです。