妊娠中に熱いお風呂やサウナに入ることについて

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「妊娠中に熱いお湯につかったり、サウナに行くのは安全ですか?おなかの赤ちゃんの発育に影響はありますか?」

熱いお風呂に入ったり、サウナに行くことは、妊娠中の体中の痛みを和らげるのに最適なように感じますが、どちらもリスクを伴います。妊娠中の女性は、脱水、めまい、低血圧のリスクが高くなります。こうした症状は、暑さの影響でより発症しやすくなってしまいます。特に赤ちゃんの体や脳が発達する妊娠初期に体温が38.8℃を超えると、赤ちゃんが危険にさらされる可能性があります。研究によると、高温の影響で、赤ちゃんが脊椎披裂を起こしてしまうリスクが高くなります。これは、妊娠一ヶ月目に赤ちゃんの背骨が発達する際に、完全に閉じない状態で産まれてしまう出生異常です。

サウナや熱いお風呂は、出産後に、お医者さんの許可が出るまで控えたほうがいいでしょう。もし、どうしても入りたければ、赤ちゃんが危険にさらされるリスクを減らすために、以下の注意点を守ってください。

・湯船に浸かるときは、温度を36℃前後に設定するようにしてください。また、お湯に常に温度計を入れておき、それ以上温度が上がらないように気をつけましょう。
・湯船に浸かる時間やサウナに入っている時間は、10分以内にしましょう。
・めまいがする、気持ち悪い、大量の汗をかくなど、体温が熱くなりすぎているときに出る体からのサインに注意してください。
・たいていの女性は、体温が38.8℃になる前に、熱くなりすぎたと感じて自然にサウナやお風呂から上がります。心配な場合は、医師と相談してみてください。超音波検査やその他の出生前検査をして、赤ちゃんに異常がないかどうか確かめることを勧められるかもしれません。

妊娠中は、半身浴がおすすめです。上半身はほとんどお湯に浸かっていないため、体が熱くなりすぎる危険性が低くなります。これにお好きなアロマを加えると、緊張もほぐれ、気分が安らぐでしょう。

以上の注意を守って、健康な妊婦生活を送りましょう!

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