陣痛について知っておくべきこととは

その他

陣痛について

妊娠したとわかったとき、妊娠と出産についてあまりよくわからなくても、おそらく子宮の収縮を感じるでしょう。身体の調子が悪いと感じるでしょうが、赤ちゃんを産道内に下降させ、誕生させるのに必要なことなのです。しかし、あなたは収縮にはいくつかのタイプがあることを知らないかもしれません。また、収縮が起こったからといって必ずしも出産が近いとは限りません。どのような収縮が感じられたら本当に出産が近いかを知る方法について、知っておくべき基本的なことを紹介します。

陣痛の種類

妊娠中に経験する可能性のある陣痛は以下の3種類です。

◎陣痛の予行練習である前駆陣痛。これは、妊娠中期以降いつでも起こる可能性があります。または、まったく起こらないこともあります。前駆陣痛は、子宮頸管の熟化を促しますが、実際に陣痛の間に起こる子宮頸管の拡張や展退は引き起こしません。

◎偽陣痛。これは、不規則に起こり、通常、体勢を変えると治まります。また、他の偽陣痛の兆候を伴うことがあります。

◎分娩陣痛。出生前の数週間は、実際の出産に至る多くの一般的な兆候が実際に現れるでしょう。以下のような兆候が見られたら、分娩陣痛が起こっているとわかります。

・痛みが和らがず、強くなり、体勢を変えても治まりません。

・だんだん間隔が短くなって痛みが強くなり、必ずしもそうではありませんが、通常、約30〜70秒の連続した陣痛が規則的に起こるようになります。最後の陣痛が一番痛くて長いとは限りませんが、出産が近づくにつれて痛みは強くなります。必ずしも規則的に均等な間隔で短くなるとは限りませんが、間隔が短くなります。

・ピンクがかっていたり、血が混じったおしるしがあります。

・腹痛、けいれん、下痢を伴うことがあります。

・破水を伴うことがあります。しかし、陣痛の前に破水が起こるのは約15%で、多くの場合、分娩中に自然に起こるか、医者が羊膜を破ります。

何が分娩陣痛を引き起こすか?

分娩陣痛を誘発する要因は正確にはわかっていません。しかし、複数の要素が組み合わされていると考えられています。この非常に複雑なプロセスは、胎児から始まります。胎児脳は母親のホルモンの連鎖反応を引き起こす化学的なメッセージを送ります。これらのホルモンの変化は、プロスタグランジンやオキシトシンの働き、陣痛を引き起こす物質の分泌を促し、出産に向けて準備します。

分娩陣痛はどのようなもの?

初期の分娩陣痛は、胃腸の不調、重い月経痙攣、腹部圧迫のように感じます。下腹部だけに痛みを感じたり、腰と下腹部に痛みを感じることがあり、脚、特に大腿部に痛みが広がることがあります。ただし、痛みを感じる部位によって、分娩陣痛だと判断することはできません。偽陣痛も同じ部位で感じられるかもしれません。そのため、分娩陣痛かどうか判断するには、間隔、強さ、規則性に注意してください。

医者に連絡するタイミング

例えば、陣痛が5~7分間隔で起こるなど、出産が近いと感じたら連絡するように、医者から言われているかもしれません。しかし、陣痛が完全に規則的になるまで待たないようにしてください、そうならないこともあります。分娩陣痛かどうかわからないけれども、陣痛がほぼ規則的に起こっている場合は、とにかく連絡してください。それが真夜中でも気にしないでください。そして、分娩陣痛ではなかったとしても、恥ずかしがる必要はありません。判断を誤る妊婦は多くいます。注意し過ぎて間違うくらい慎重になってください。

電話で、医者は、いくつかの質問に答えるように言います。情報を聞き出すためだけでなく、声のトーンで状態を判断しています。陣痛を感じながら話しているのを聞くと、おそらく医者はそれが分娩陣痛かどうか判断できます。礼儀正しく話さなければならないと思って、痛みを隠そうとしないでください。自分の気持ちやどれくらい痛いかということについて、正直に話してください。

すぐに病院に行った方がいい場合

次の場合、医者にすぐに連絡してください。連絡がつかない場合は、すぐに病院に行ってください。

・妊娠38週より前にもかかわらず、陣痛がどんどん強くなっている(早産になる可能性があります)

・陣痛が起こる前に破水した

・破水して、羊水の色が緑がかった茶色の場合

・へその緒が子宮頸部や膣管に入ってきたような気がする(臍帯脱出の可能性があります)

陣痛の平均的な長さは?

陣痛の段階によって、平均的な陣痛の長さ、強さ、間隔は異なります。

・準備期。陣痛は、通常、約30〜45秒続きます。

・活動期。陣痛は、ますます強く、短い間隔で、より長くなり、約40〜60秒続きます。

・移行期。突然、陣痛は強く、間隔が短くなり、約60〜90秒続きます。
・分娩。分娩第二期の陣痛は、60〜90秒続きますが、間隔が長くなることがあり、おそらくそれほど痛みはありません。

セックスの後に陣痛がきても大丈夫ですか?

オーガズムの後に、子宮が収縮していると思うかもしれませんが、心配しないでください。オーガズムは、子宮の収縮です。セックスの後、多くの妊婦は強い収縮を経験し、30分も続くことがあります。出産予定日が近づいていても、オーガズムが出産を誘発したり、妊娠に有害となることはありません。そのため、早産や流産のリスクから、妊娠中にオーガズムを感じないように医者から指示されていない限り、妊娠中のセックスは安全で、セックスによるオーガズムについて心配する必要はありません。

陣痛を起こす方法

妊娠40週を過ぎて出産が遅れている場合は、どのように陣痛を開始し、出産するのだろうかと思うかもしれません。ヒマシ油、鍼灸、辛い食べ物を使用するなど、自然に分娩を誘発するいくつかの方法があります。これらの方法は、いずれも効果が保証されていませんが、医者に確認してから、取り入れることを検討してみてもいいかもしれません。

関連記事一覧