出産後に乳首が切れて痛いときの対処法

症状

痛みの原因

授乳を始めて数週間のうちは、乳首が切れて痛くなったり、敏感になったりします。
授乳の位置がよくなかったり、赤ちゃんが強く吸いすぎると、おっぱいが痛くなったり、乳首が切れてしまうことがあります。

知っておいたほうがいいこと

乳首が痛すぎて耐えられなくなると、授乳を躊躇してしまいたくなってしまうかもしれません。しかし、授乳に慣れてくると、比較的早く状況が改善します。それに、乳首も強くなり、あなた自身も忍耐強くなりますよ。多くの新米ママさんが、乳首が切れたり出血を経験します。一時的であることが多く、簡単なケアですぐによくなります。

どのように対処すればいいですか?

・赤ちゃんを適切な位置で抱っこし、乳首ではなく乳輪全体をくわえているか確かめてください。
・赤ちゃんが胸と向かい合わせになるようにしてください。また、たまに位置を変えてあげると、乳首の一箇所だけが圧迫されてしまうのを防いでくれます。
・毎回、両方の胸から授乳してみてください。どちらか出にくい方があっても、続けてみてください。痛みが少ないほうの胸から授乳してください。赤ちゃんがとてもおなかがすいているときは、とくに始めのほうは強く吸うかもしれません。こうなったら、もう避けることはできません。回避してしまったら、事が悪化してしまいます。
・緊張していると、母乳が出にくくなってしまいます。そうすると、赤ちゃんはより強く吸わなければならなくなります。授乳の前に、リラックスできるように工夫しましょう。また、少し母乳を搾り出してから授乳するようにするのも効果的かもしれません。
・授乳が終わってすぐに服を着ないようにしましょう。短時間でいいので、授乳が終わった後は毎回乳首を空気に触れさせてください。
・肌のことになると、気候が大きく影響します。空気が乾燥していたら、加湿を心がけてください。授乳が終わったら、胸についた母乳をふき取らないで残しておくようにしましょう。もしくは、授乳が終わったときに少し母乳を搾り出し、乳首に塗ってみてください。湿気が多いときは、授乳が終わったらドライヤーの暖かい風を乳首に数分間あててみてください。
・ティーバッグを冷たい水に漬けておいたものを直接乳首にあてると、痛みが軽減することがあります。
・乳首が服でこすれてしまわないように、乳頭保護器を使って乳首を守りましょう。傷の治りも早くなるかもしれません。医者に相談するか、インターネットで検索して購入してみてください。
・母乳がよく漏れてしまう場合は、母乳パッドをこまめに交換しましょう。
・プラスチック製の母乳パッドは使わないようにしましょう。通気性が悪く、乳首を刺激してしまいます。
・出産後は、乳首はお湯だけで洗うようにしてください。石鹸を使うと、肌を刺激してしまうことがあります。
・乳首にクリームを塗ってもいいかどうか、医者に相談してください。ただし、ワセリンのような油っぽくて石油由来のものは使用を控えてください。
・必要であれば、出産後の胸の痛みを抑えてくれる薬について、医者と相談してください。
・乳首が切れてしまうと、感染症にかかりやすくなります。見た目に変化がないか、注意して観察するようにしてください。非常に濃いピンク色や赤くなって光っている状態になったら、感染症を疑ってください。激しい痛みと、インフルエンザに似たような症状が同時に出た場合は、すぐに医者に連絡してください。

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