ニキビ肌の人のための化粧とスキンケア

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肌のケアについて

美しく見せたり、ハンサムに見せるために、たくさんの時間と、努力と、お金をつぎ込みますよね。アメリカ全土で、クリームやスクラブ、コンシーラーをはじめとする化粧品に費やされるお金は、年間90億ドルとも言われています。こうした化粧品を使うことで、きれいで、透き通った肌を演出し、もっと若く見せているのです。

皮肉にも、肌をきれいに見せるために頼りにしている化粧品が、毛穴に間違った働きをしてしまっている恐れもあるのです。間違った化粧品やクリームを使ってしまうと、隠そうとしているニキビをかえって悪化させてしまうことにつながってしまいます。

ニキビを繰り返す肌のケアをするには、注意して化粧品の調査を行う必要があります。ラベルをよく読み、毛穴をふさいだり、ニキビを悪化させてしまうような成分が入っていないかどうかを調べないといけません。

保湿剤とニキビ

どういうわけか、保湿剤はニキビ肌に使ってはいけないという考えがずっと前からあり、現在でも、ニキビを患う多くの人が、保湿剤をあたかも厄介者として避けています。実際は、保湿剤はニキビ肌のスキンケアの中では重要な位置を占めています。皮膚科医に処方された、もしくは推奨されたニキビ治療には、過酸化ベンゾイルなどの成分を含むものがあるかもしれません。この成分には、肌の水分を外へ逃がし、赤みを残し、刺激に弱い状態にしてしまうという可能性があります。良い保湿剤を使うことで、水分を肌に閉じ込め、見苦しい乾燥や、肌が剥けるのを避けてくれるでしょう。

選ぶ際のヒント

軽くて、オイルフリーの、「ノンコメドジェニック」という記載のある保湿剤を選ぶようにしましょう。ノンコメドジェニックと記載のある製品は、毛穴を詰まりにくくするという意味があります。また、グリセリンやヒアルロン酸といった、肌の水分を閉じ込める効果のある成分を含むものを探しましょう。ココアバター、ミネラルオイル、コールドクリームなどの、重くて、脂っぽい、ニキビを発生させる可能性のある成分を含むものは避けるようにしましょう。

ニキビにやさしいアフターシェーブローション

ニキビに悩まされている男性も、スキンケアに気を使わなくてはなりません。ヒゲ剃りは、男性の肌にとって、プラスにもマイナスにも働く可能性があります。メリットは、毎日ヒゲを剃ることで、自然のスクラブ剤のような働きをする点です。毛穴を開くことで、余分な皮脂が取り除かれます。一方で、ヒゲ剃りの方法を間違えたり、肌に合わない製品を使ってしまうと、かえってニキビを悪化させてしまうことになりかねません。もしくは、かみそり負けが起きてしまうことがあります。これは、ニキビではないですが、見た目はよく似ています。

選ぶ際のヒント

低刺激の、潤滑作用のあるシェービングジェルを使うか、過酸化ベンゾイル入りの処方されたシェービングフォーム、もしくはニキビのある男性向けに作られた塗る抗生物質を使いましょう。剃るときは、毛を引っ張ってしまわないように、切れ味のよいヒゲ剃りを使いましょう。剃ったあとは、コロンや、アルコールを含むアフターシェーブなどの肌を刺激する可能性のあるものは使わないようにしましょう。代わりに、オイルフリーの保湿剤か、処方された抗菌効果のあるローションやジェルを使いましょう。

ニキビがあるときの化粧

人々は、何世紀にもわたって肌の傷を隠す努力をしてきました。1600年代には、女性は疱瘡の痕を隠すために、星や月の形をしたシルクの当て布をしていたと言われています。現在は、化粧品を使ってニキビをカモフラージュしますが、ニキビがあるときに化粧品を何層も重ねるということは、最も良い方法とは言えません。化粧は、ニキビを隠すことは得意でも、間違ったコンシーラーを使ったり、厚く塗りすぎたりするとブツブツを助長してしまう可能性もあります。多くのニキビ治療薬には赤みや皮が剥けるという副作用がありますが、こうした肌の状態を厚い化粧で隠そうとすると、さらに悪い見た目になってしまいます。

選ぶ際のヒント

チークからアイシャドウまで、すべての化粧品を、脂っぽくない、ノンコメドジェニックの、アレルギー反応を起こしそうな物質を除いた、低刺激性の、オイルフリーのものにする必要があります。成分もよく読みましょう。最初に記載されているのが水である必要があります。ミネラルベースの化粧品は、シリカ、二酸化チタン、酸化亜鉛といった成分が含まれており、これらは余分な脂を吸収すると同時に、肌を刺激させず、ニキビを発生させずに赤みを隠す効果があります。もう一つ探して欲しい成分は、ジメチコーンです。これも、赤みを隠すと同時に、デコボコの肌を滑らかにする効果があります。

自分の肌のトーンにあった色の化粧品を選ぶようにしましょう。ファンデーションは、少しの量でも顔の広範囲に使うことができます。リキッドファンデーションの場合は、少し乾かしてから、その後の化粧をすすめるようにしましょう。特定の化粧品を使っていて肌が赤くなったり、痒くなったり、腫れたりした場合は、使用を中止してください。人によっては、接触性皮膚炎と呼ばれるアレルギー性の炎症を起こしてしまうような成分が化粧品に使われていることがあります。

ニキビ肌のための日焼け止め

日焼け止めがニキビの原因となっていると言われているようですが、実際はそのようなことはありません。肌が日焼けして赤くなることで、一時的にニキビをカモフラージュさせることはできるかもしれませんが、シワの原因になったり、皮膚ガンの発症リスクを高めてしまいます。脂っぽい日焼け止めを何度も大量に塗らなくても、外出中に皮膚を保護できるような方法が知りたいですよね。

選ぶ際のヒント

広域スペクトラムの、SPF30以上の、UVA光線とUVB光線の両方から肌を保護する効果のある日焼け止めを選びましょう。ニキビになりやすい人は、水ベースのものやリキッドベースの、ジェルタイプやスプレータイプの日焼け止めがおすすめです。また、軽いローションや、パウダータイプの日焼け止めを探してみても良いかもしれません。毛穴を詰まらせない効果のある「ノンコメドジェニック」と記載のあるものを探してみてください。PABAやベンゾフェノンのような化学物質に注意してください。こうした物質は、敏感肌を刺激してしまう恐れがあります。酸化亜鉛や二酸化チタンを含む日焼け止めを探してみてください。

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