妊娠中の羊水過少症の症状についての基礎知識

その他

羊水過少症とは?

羊水過少症は、赤ちゃんの周りで衝撃を和らげている羊水の量が、十分ではない状態です。それは通常、妊娠後期の後半に発生します。

どの程度一般的ですか?

妊婦の4~8%が、妊娠中に羊水過少症と診断されますが、出産予定日を過ぎた女性では、12%に上昇します。

どのような人が最もリスクが高いですか?

過期産の女性は、最もリスクが高いです。また、早期破水した女性も同様です。

どのような症状が出ますか?

羊水過少症の初期症状は、妊婦自身にもわかりませんが、超音波検査によって羊水量の減少が検出され、妊娠期間のわりに子宮は小さいです。場合によっては、胎動の顕著な減少および赤ちゃんの心拍数の減少も起こるかもしれません。

心配するべきですか?

おそらくその必要はありません。羊水過少症と診断されたほとんどの女性は、まったく正常な妊娠を経験するからです。赤ちゃんが浮かぶための羊水があまりに少な過ぎる場合、わずかに臍帯が圧迫されるリスクがあります。まれに、内反足の発症、腎臓や尿路の問題、または成長不良のような問題が赤ちゃんに起こることもあります。あるいは、羊水の漏出や羊膜嚢の破裂を引き起こす可能性があります。

できること

定期健診で、医者は腹部を測定し、赤ちゃんが適切に発達するのに十分な羊水があることを確認します。懸念がある場合、医者は羊膜嚢内の羊水量を測定するために、超音波検査を受けることを勧めます。

もし羊水過少症と診断されたら、しっかり休息をとり、水をたくさん飲む必要があります。医者はまた、失われた羊水を補うために羊膜嚢に特別な液体を注入する、羊膜腔内灌注を勧めるかもしれません。そして、羊水量を厳重に監視し続けます。羊水過少症によって赤ちゃんの健康が危険にさらされている場合は、早期の出産が必要となるかもしれません。

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