赤ちゃんのアレルギーと風邪の症状の違いについて

赤ちゃんの症状について
赤ちゃんの症状が風邪なのか、それともアレルギーなのか、判断できないことがあります。ここでは、その違いの見分け方について紹介します。
赤ちゃんの鼻水や咳が何週間も続いたとき、本当に風邪なの?アレルギーでは?と気になり始めるでしょう。
赤ちゃんの風邪とアレルギーの背後にあるもの
赤ちゃんの風邪とアレルギーは鼻水、くしゃみ、咳など症状が似ているため、見極めが難しいですが、状態は全く異なります。
風邪
一般的な風邪はウイルス感染によって発症します。寒い時期の密接した空間で特に感染しやすいですが、乳幼児にとっては一年を通して感染しやいです。季節に関わらず、簡単に感染する可能性があります。実際に、赤ちゃんにくしゃみをするときに手を添えたり、他の赤ちゃんにおもちゃを渡す前に、よだれをつけないように教えるのは難しいでしょう。一度赤ちゃんが既に感染している人の近くにいくと、赤ちゃん自身も感染してしまうのは時間の問題でしょう。
アレルギー
アレルギーは免疫系が、無害な物質にも過剰反応することで起こります。一般的なアレルギー物質には、カビ、ダニ、ペットのふけ、および花粉が含まれす。赤ちゃんにアレルギーがある場合、体はその物質を侵入者としてみなし、身体を守る免疫システムは、ヒスタミンと呼ばれるタンパク質を血流に放出する抗体を量産します。ヒスタミンは涙目、くしゃみ、咳などのアレルギー症状の原因となります。
赤ちゃんの風邪とアレルギーの徴候
では、どうすれば見極めることができるのか?下記を参照してみてください。
赤ちゃんに以下の症状が見られれば、風邪の可能性が高いです。
・鼻水、鼻づまりや咳
・機嫌が悪く、大好きな食べ物にも無関心
のどの痛みなど、何かしら痛みを抱えている可能性があります
・熱がある
・鼻水が緑色で透明ではない
・症状が最初の発症から数日後に悪化し、徐々に緩和される(1~2週間後には症状が無くなる)
・周りに風邪の人がいる
また、以下の症状であれば、アレルギーの可能性が高いです。
・鼻づまり、くしゃみや咳
・身体に痛みはなく、熱ない
・目が痒い、涙目、充血
・鼻水は緑色ではなく透明
症状は数週間または数ヶ月続くことがあります(アレルギー誘発物質がどれほど留まっているかによって異なります)。
・家族にアレルギーの人がいる。
両親のどちらかにアレルギーがある場合25%、子どもに両方であれば50%の確立で遺伝する可能性がある。赤ちゃんに本当にアレルギーがあるか、専門の医師の元検査を受けさせることを検討してみてください。治療が見込めるかもしれませんし、少なくともアレルギー物質を避けることができるでしょう。