睡眠で余分な体重を落とすことができる?

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睡眠と過体重
未だ、完全に実証されたものではありませんが、研究者たちは、睡眠の傾向と過体重(太り過ぎ)に、これまで考えられていたよりも多くの関係性があるのではないかと、検討し始めています。不十分な睡眠が肥満に関係しているのは、明確な事実です。問題は、どういう関連しているかということです。
今日、米国の成人の約3分の2が過体重であり、そのうち3分の1は肥満であるとされています。そしてその原因は過食にと、運動時間の欠如が指摘されています。しかし、睡眠時間もまた、重要な役割を果たしているのかもしれません。
2000年以降に出版された多くの疫学研究によれば、夜間に7時間未満の睡眠をとる人々は、肥満になる可能性がより高いとされています。中には、睡眠の少ない人の体内の化学変化を実際に記録した研究もあります。彼らが発見したのは、睡眠を制限することが飢餓刺激ホルモン グレリンのレベルを上昇させ、飢餓抑制ホルモンレプチンのレベルを低下させる、ということでした。ある研究では、普段5時間未満の睡眠をとっている被験者は、8時間の人よりも、グレリンが15%多く、レプチンが15%少ないことが分かりました。また、5時間未満の睡眠は肥満になる可能性が高かいことも明らかになっています。