妊娠を見越した食生活で必要なこと

その他

妊娠のための食生活

避妊具の使用を止めて排卵を記録すること、だけが妊娠の準備ではありません。健康的な赤ちゃんを産むための栄養基盤を作り上げることこそが妊娠のための身体の準備なのです。妊娠するよりも前に健康的な食生活を始める(厳密にはこれが妊娠第一週ともいえる)ことが、自分自身(そして後々の受精卵)を助けることになるのです。ポテトフライやアイスクリーム(冷凍ヨーグルトなら同じ程度の美味しさでアイスクリームよりも遥かに高い栄養価を望めます)に別れを告げ、妊娠食を食べ始めましょう。

必ずやるべきこと

その1

葉酸をとることに躍起になりましょう。研究によれば、この必要不可欠なビタミンを十分量取り始めるのが早ければ早いほど(妊娠前が理想的です)、赤ちゃんが脊椎破裂等の神経管欠損を患う可能性が低くなります。葉酸は、緑色の葉野菜や全粒系の穀物に多量に含まれます。また、精製された穀物製品のほとんどにもこの成分が加えられています。もっと確実に葉酸をとりたければ、妊婦用サプリメントを接取するのがよいでしょう。葉酸に至っては、取ることに執着しすぎる、なんてことは無いのです。(サラダを一日三人前取る、という習慣は容易く達成されるものではありませんから)。妊娠生活はこれから長く続きますし、仮に食生活を抜本的に改めたとしても、葉酸を毎日欠かさず取る方法として(とりわけ吐き気に襲われる時期は)サプリメントの摂取は最も現実的であるように思われるのです。十分量の葉酸を接取するために、400-600mcgの葉酸を含有する妊婦用サプリメントを選びましょう。

その2

ジャンク・フードに別れを告げましょう。精製糖や白色粉の摂取量を控えなければなりません。これらはクッキー、ドーナツ、デニッシュ、ケーキ、キャンディ、コーヒー、その他の甘い飲料や菓子に含まれます。飽和脂肪の摂取を止めましょう(フライドポテトの代わりにサラダ、カリカリチキンの代わりに直火焼肉を)。このような脂肪は摂取量は少なければ少ないほど良く、多量摂取は深刻な妊娠嘔吐に繋がります。

その3

全うな食材を楽しみましょう。身体(そして後の赤ちゃんの身体)が必要としている良い食材の摂取量を増やすのです。例えば、緑色の葉野菜、黄色野菜・果実(アプリコット、にんじん、パパーヤ、マンゴー)、栄養満点の全粒穀物(白パン、玄米、オートミール)、低脂肪酪農製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ)。などです。

その4

食事を抜くことは止めましょう。朝食や昼食を取ることよりも予定の電車に乗ることやぶっ通しで仕事をすることの方が優先されていませんか?お腹に赤ちゃんがいる時(いずれはそうなります)に食事を抜いて御覧なさい。それは赤ちゃんも食事を抜いたことを意味するのです。身籠ってから、赤ちゃんが毎日必要な栄養を摂取できるよう、今のうちから一日三食取る習慣を身につけておくべきです。

最後に

先入観や偏見を捨てて自分の食習慣と向き合いましょう。健康的な食生活を妨害しているものはありませんか?妊娠する前に処置が必要な健康状態(食欲不振や食欲異常亢進等の摂食障害)がありませんか?自主性(マクロビオティック、完全菜食主義等)、或いは慢性の健康状態(糖尿病等)に起因する食事制限はありませんか(赤ちゃんはその食事形態に適応しなければならないのです)?今こそ、こういった要素について医者と話し合うときです。食習慣を改めねばならないのであれば、栄養士からの助言もリストアップしていく必要があります。

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