尿路感染症の予防に最適な方法について

治療方法

尿路感染症の予防について

尿路感染症にかかったことのある人なら、どれだけ痛くて、煩わしいものかをよくご存知でしょう。繰り返し発症するという人はとくに、その辛さを知っていると思います。通常は、抗生物質を飲むことで尿路感染症を数日で治すことができますが、そもそも一度も発症しないためにできる簡単な予防法はいくつかあります。
焼けるような痛み、頻尿などの不快な症状にさようならを言うためにも、今日からこれらを実践してみてください。カギとなるのは、細菌を泌尿器系に侵入させないということです。
・水をたくさん飲みましょう。
尿路感染症を予防する最もシンプルな方法は、細菌が繁殖する前に膀胱と尿路から流すということです。水分をたくさん取っていれば、そんなに間を開けずに排尿することができるでしょう。

・前から後ろに向かって拭きましょう。
細菌は、肛門のあたりにいる傾向にあります。とくに排便のあとに、前から後ろに向かって拭くことで、細菌が尿道に侵入することが少なくなります。

・セックスの前は体をきれいにし、終わったら排尿しましょう。
セックスの前は、石鹸を使って洗いましょう。こうすることで、細菌が尿道の周辺につくのを防ぎます。セックス後に排尿することで、尿道に侵入した可能性のある細菌を流し出すことができます。

・刺激する可能性のある女性用の製品は避けましょう。
ビデ、デオドラントスプレー、香りつきのパウダーなど、炎症を引き起こす可能性のある女性用の製品は使わないようにしましょう。

・避妊方法を考え直しましょう。
ペッサリー、殺精子剤、殺精子剤が使われているコンドームなどは、細菌の繁殖を促す可能性があり、尿路感染症になりやすくなります。よく発症する人で、これらの避妊方法をとっている人は、ほかの方法で避妊してみて、効果があるかどうか様子を見ましょう。

医師の中には、よく尿路感染症にかかる女性には、綿製の下着をはく、お風呂はシャワーで済ませる、尿道の近くに細菌をとどめておいてしまう可能性のあるぴったりとした服を履かないようにする、といったことを指導する人もいます。これらは実践するのは簡単ですが、科学的なデータに基づいているわけではありません。

医師に相談するべきこと

頻繁に尿路感染症にかかる場合、医師は以下のようなことを検討することがあります。

・毎日少量の抗生物質を6ヶ月以上服用し続ける
・症状が出たら、自宅で検査する
・セックスのあとに抗生物質を一錠飲む

更年期の場合、膣エストロゲンクリームについて聞いてみてもいいかもしれません。更年期が過ぎると、女性は体内のエストロゲンが減少し、膣が乾燥するため、尿路が感染症に弱くなってしまいます。この治療によって、周辺のpHバランスを整え、良い細菌が再び繁殖するのを助けてくれます。

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