やってみる価値があるカロリーを少なくするためのアドバイス

カロリーカットについて
ピザの脂分を少なくすることが減量に本当に役立つのでしょうか?カロリーカットのためのアドバイスについての真実を知りましょう。
ピザの表面を拭き取って油を少なくする人、スープの中身を少なくする人、砂糖入りの炭酸飲料を飲まないと誓う人もいます。でも、ダイエットの熱意に一番応えてくれるカロリーカットのアドバイスは何でしょうか。努力が一番報われるのはどんな方法でしょうか。
減量もしくは健康体重を維持したい場合は、好きな食べ物を諦めずに、脂肪とカロリーをカットするシンプルな方法があります。カロリーをカットできる部分を見つけてカットするので、結果としてもっと食べたいという気持ちがなくなる方法です。
例えば、手始めとして、通常の炭酸飲料水をダイエット炭酸飲料水に代えてみるのはよいことで、1回につき100カロリー程度減らすことができます。しかし、その代わりにアップルパイを1つ頼んでしまうと、何も減らしたことになりません、と米国栄養士会(the American Dietetic Association)のスポークスマンであるシンディー・ムーア(Cindy Moore)は言います。
あちこちから少しずつ
1週間に450グラム減らすためには、食事と運動の組み合わせにより、1週間に3,500カロリーを減らさなければなりません。つまり、1日500カロリー減らすということです。
「1回の食事でできることは沢山あるのに、多くの人が不健康な方法である食事を摂らないという方法を行います。」と、テキサス大学南西医療センター(the University of Texas Southwestern Medical Center)の栄養士、リイ・アン・コバルスキー(Leigh Ann Kowalsky)は言います。
100カロリーをこちらの食事から減らして、あちらの食事から50カロリー減らすことは簡単で、1日に250カロリーをトータルで減らせるのであれば、残りは運動で減らせますとコバルスキーは言いました。
「一日中、あちらこちらから少しずつカロリーを減らすことができれば、減量をしようとしている場合、大きな違いになります。」とコバルスキーは言います。
カロリーを減らす際は、どこを見ればよいのか知ることが役立つといいます。タンパク質と炭水化物は1グラムにつき、4カロリーありますが、脂肪は2倍以上の9カロリーありますので、食事から少量の油を減らすことは、かなりのカロリーカットができることになります。
脂肪をカットするには
米国でよく知られている脂肪カットの方法に、ピザ・ブロットというものがあります。これはナプキンやペーパータオルでピザの表面にある余分な油を拭き取ることです。同じような方法は、揚げ物や脂分のあるバーガー類で行われています。
目に見える油がある場合、数グラムの油をカットすることができるかもしれませんが、ムーアは自分が拭き取っているものが性格には何なのか、いつでもわかるわけではないことが問題ですといいます。それはピザの上のトッピングからでた水分かもしれませんし、食べ物の油はしばらくするとすでに食べ物に吸収されていることが多いのです。
その代わりに、もっと効果的な方法は、ペパロニやソーセージのような油の多いトッピングをなくし、代わりに野菜のトッピングやトッピングなしを選べば少なくとも100カロリーをカットすることができます。マッシュルーム、トマト、ピーマン、たまねぎ、その他の野菜をトッピングとして選ぶことで、野菜は食物繊維とその他の栄養学的利点があるため、長時間満腹感を得ることができるとムーアは言います。
その他、ファスト・フードに含まれる脂肪をカットする方法としては次のものがあります。
サンドイッチにはマヨネーズではなく、マスタードを使う(テーブルスプーン1杯に付き、100カロリーカットできる)
バーガーやサンドイッチは、チーズを抜いて(1スライスにつき100カロリーカットできる)、代わりにレタス、トマト、たまねぎ、ピクルスにする
魚やシーフードには、タルタルソース(テーブルスプーン2杯分で150カロリー)よりもレモンやカクテルソースを使う
氷をスープの表面に滑らせることにより、氷についてくる余分な油を取り除く(カットされるカロリーはスープの種類により様々)
家でのカロリーカット方法
家で好きな料理を作る場合は、脂肪とカロリーをカットする方法がいくつかあります。
こびりつかないフライパンに投資してみることは、調理に必要な油の量をカットするのに非常によい方法です。しかし、ムーアとコバルスキーはどんなレシピでも脂肪とカロリーを低くし、ヘルシーにすることができると言います。
「料理本にでているレシピの多くが、何もマイナス面になることがなく、脂肪と砂糖を1/4程度カットしても大丈夫だということがわかりました。」とムーアは言います。
乳製品を使ったレシピはどれでも、低脂肪製品を使うことによりカロリーをカットできます。
焼料理に使われるバターやマーガリンの代用として可能なものは、アップルソースやベビーフードのようなフルーツピューレや、業務用の代替油などです。
その他の一般的なカロリーカットできる調理用の代替品は次のようなものです。
全乳の代わりに無脂肪牛乳(1カップにつき60カロリーカット)
バターの代わりにソテーには肉汁をかける(テーブルスプーン1杯につき、104カロリーカット)
クリームの代わりに無脂肪ヨーグルトを使う(1カップにつき720カロリーカット)
砂糖の代わりにカロリーゼロ甘味料(テーブルスプーン1杯につき、45カロリーカット)
油そのままではなく、クッキング・スプレーなどスプレー状に油が出る容器から油を噴射して使う(テーブルスプーン1杯につき、120カロリーカット)
ムーアはいつも食べている食べ物の種類の形態を変えることは、カロリーカットに大きな利点があるといいます。
例えば、夜ご飯に、肉料理、野菜、ジャガイモを別々に出すよりも、同じ材料をスープストックやトマトソースのスープやシチューに入れて調理してみましょう。別々に料理することにより、調理するための油がそれぞれ必要になります。野菜をバターでいためたり、ジャガイモを油でいためたりした上、さらにバターやクリームを添えてしまっています。
鍋一つで作ることで調理時間が短縮されるだけではなく、栄養的な利点も手に入れることができるのです。
「もっと野菜を取り入れることができるため、肉の量は少なくてすみますし、味は自分が食べている食べ物と同じ味のままで食べることができます。」とムーアは言います。
「スープなどの水分の多い食べ物を摂ると、満腹感が長く続く傾向があることが研究では示されています。」
「満腹感が長く続くため、減量に役立つはずです。」