赤ちゃんのためのベストな固形食開始のスケジュール

赤ちゃんが固形物を喜んで食べるようになるヒント
口のまわりを汚したかわいい赤ちゃんの写真を撮影し、はじめての食事を祝ったら、その後、どうしていくのがベストでしょう?
どのくらいのベビーフードをあげ、いつから1日3食にして、固形物と液体の比率はどのくらいにして、固形物と液体を同時にあげていいのでしょうか?
これから、赤ちゃんのための簡単な食事のガイドラインを紹介します。
どれくらい、何回、固形物を食べさせたらいいですか?
赤ちゃんに栄養を与えるベストタイミングは、“いつでも”です。授乳中の場合、母乳があまり出ない時(午後もしくは夕方)に固形物を試してみてください。
また、元気いっぱいに目を覚ます赤ちゃんは、朝食用の固形物を喜んで味わいます。大きく口を開けるのは食べたい時、嫌そうな顔をして頭を振るのは食べたくない時というのが、すぐにわかるはずです。チャンスはいつもあるので、赤ちゃんが出すサインに従って、強制的に食べさせたりしないでください。
まず、1日に1回の食事から始め、翌月には2回(朝・晩)にしてみてください。赤ちゃんが大きくなるにつれ、1日に3回の食事プラス1、2回のおやつになっていきます。
授乳と固形食をどのように組合せればいいですか?
赤ちゃんがスプーンで食べ物を食べているとしても、栄養のほとんどは、まだ母乳かミルクです。固形食は健康的なサプリメント、または、赤ちゃんが新しい味や食感を試すチャンスと考えてください。
それで、いつ授乳し、いつ固形食を食べさせればいいかというと、これがまた、何の法則もありません。食欲を高めるためにミルクを食事前に飲ませるはお母さんもいれば、固形物を食べさせてから、デザートでミルクを飲ませるお母さんもいます。また、授乳と固形食を完全に分離するお母さんもいます。正解も間違いもないので、都合のいい方法を見つけてください。
どのくらいの量をあげるべきですか?
1回の食事であたえる量の目安は、少量からはじめて、徐々に増やしていくことです。最初の食事はスプーン1、2杯のシリアルかもしれませんが、食べるコツをつかめば、以下のようなスケジュールをガイドラインにできます。
4〜6ヶ月
・700〜1000mlの調製粉乳かミルク(または1日5〜8回の授乳)
・1日1〜2回、シリアルをスプーン1〜4杯
・1日1〜2回、果物と野菜をスプーン1〜4杯
6〜8ヶ月
・700〜1000mlの調製粉乳かミルク(または1日4〜6回の授乳)
・1日2~3回、シリアル、果物、野菜をスプーン4〜9杯
・肉、ヨーグルト、チーズなどのタンパク質をスプーン1〜6杯
9〜12ヶ月
・500〜900mlの調製粉乳かミルク(または1日3〜5回の授乳)
・1日2回、穀物、フルーツ、野菜を約1/4〜1/2カップ
・毎日、1/4〜1/2カップの乳製品
・毎日、タンパク質含有食品を約1/4〜1/2カップ
赤ちゃんには個人差があり、日々状態が異なることを覚えていてください。赤ちゃんは喜んで食べたり、口を閉じて食べようとしなかったり、何らかしら問題が起こります。
赤ちゃんのためのベストな食事を把握するため、試行錯誤を繰り返すと思いますが、赤ちゃんがいろいろな食べ物を食べ、成長して大きくなっている限り、安心して大丈夫です。