マスターベーションについてのQ&A

陰部

マスターベーションについて

マスターベーションには奇妙な伝説が数多くあります。たとえば、マスターベーションをすると失明する、精神異常になる、にきびになる、さらには手のひらから毛が生えるとか。
ここでは、作り話から事実を引き出し、おそらく一般的に良く行われている性的な活動の一つであろう行為について質問に答えます。

マスターベーションとは何ですか?

マスターベーションとは、自分の性器に触れて性的に興奮することです。男性も女性もマスターベーションできますし、自分も他人もマスターベーションすることができます。

マスターベーションは異常ではないですか?

異常ではありません。気持ちよくなれるだけではなく、性的な面で自分は何が好きで何が好きではないか知ることができます。男性はマスターベーションをする自分のオルガスムをコントロールする方法がわかりますし、女性はオルガスムに達するために何が役立つのかがわかります。一緒にマスターベーションするのがとても楽しいと思うカップルも多くいます。そうしない人もいますし、それでも良いのです。個人的な選択です。

どうやってマスターベーションするのですか?

マスターベーションに正しい、あるいは間違った方法はありません。一般的には、男性は陰茎をこすってマスターベーションをします。女性は、陰核と膣周囲に触れたりなでたりしてマスターベーションをします。クリトリスとは、膣の入り口の前にある小さく柔らかい突起です。非常に敏感で、触って刺激することで性的に強い快感を得ることができます。ほとんどの女性は、性行為やマスターベーションの最中にオルガスムに達するために、クリトリスを刺激する必要があります。

射精とは何ですか?

射精とは、男性がオルガスムに達しているときに精液が陰茎から出ることです。通常約5mlの液体が出ますが、特に、射精しない期間が長かった場合にはさらに多くなることがあります。女性も潮を吹くことがありますが、男性よりはずっと頻度は低いです。

マスターベーションは安全ですか?

安全です。記録によると、マスターベーションは失明や精神異常、にきびを引き起こすことはなく、手のひらから毛が生えることもありません。冗談はさておき、マスターベーションで妊娠することや性感染症にかかることはありません。ただ、性感染症は精液や膣液を通して感染することはあるので、他人の性器に触った後に自分の性器に触ると感染のリスクがあります。
性感染症にかかっている誰かが大人のおもちゃを使った後に、そのおもちゃを使うと、感染する危険があります。性行為で使用される物は(性行為で使うことが想定されているかいないかにかかわらず)大人のおもちゃと呼ばれます。大人のおもちゃを清潔に保つことは大事です。大人のおもちゃを共有している場合は、使う人が変わるたびに洗ってください。できるだけ毎回新しいコンドームを入れてください。

マスターベーションで怪我をすることはありますか?

あまりに雑に、あるいは激しくマスターベーションをしたり、体に傷がつくような物をつかったりすれば、痛んだり、傷やあざができたりすることはありますが、まず怪我をすることはありません。男性だと陰茎をだめにしてしまうのではないかと心配することがありますが、陰茎がだめになることは稀です。勃起した陰茎が激しくねじれれば陰茎を損なうことはありますが、その場合も他人にねじられることが普通です。

マスターベーションは精子の数に影響を及ぼしますか?

マスターベーションは男性の精子生産能力に影響を与えません。男性の体内では常に精子が生産されているので、精液を使い果たすということはありません。射精した後は再び射精するまでに時間がかかりますが、これは正常です。精子に何か問題があるというわけではありません。

たくさんマスターベーションしても大丈夫ですか?

マスターベーション自体は無害ですが、あまりにもたくさんすると、性器が痛むかもしれません。短期間に何回もすると、浮腫と呼ばれる、組織内の液体によってできるわずかな腫れが陰茎にできます。腫れは1,2日で消えます。しかし、マスターベーションへの欲求が日常生活を妨害していると感じる場合には、主治医に相談しましょう。

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