女の子が欲しかったのに、男の子の妊娠が分かったとき〜経験談〜

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胎児の性別

「昔からずっと娘が欲しいと思っていたのに、超音波検査の結果、男の子と判明しました。自分でも認めたくはないけれど、正直ショックでした。母親失格でしょうか?」

そんなことありません。将来母親になりたいと思う女性は、少なからず、女の子が欲しいのか男の子が欲しいのか、胸に秘めていることでしょう。そして、いざ子どもができて、願っていた性別と違ったときに、残念な気持ちになると同時に、そんな気持ちになってしまった自分を責めてしまう人も少なくありません。実のところ、女性は女の子が欲しい、男性は男の子が欲しいと思う傾向にあります。なぜか?ひとつには、自分がかつて実際に女の子、男の子であることを経験していますから、どのように面倒を見ればいいのか想像がつきやすいのでしょう。女性にとって、妊娠、出産、子育てという人生の大きな転機を迎えるにあたって、不安でいっぱいという状況の中、少しでも親しみのあることを望んでしまうというのは自然なことです。ただ、母親になるにあたって、理屈で考えずに、何とかなると信じて思い切ってやってみる、ということがどうしても必要になるときが来ます。時には壁を乗り越えなくてはならないときもあると思いますが、必ず乗り越えられると信じてください。

少しの間は、女の子ができなかったことを残念に思ってもいいですが、そのあとはおなかの中の男の子との生活を想像してみてください。名前を考えたり、将来着せたい服やおもちゃを買ったりすることで、より現実味が増して、おなかの子も愛おしく思えてくるでしょう。

また、赤ちゃんにも一人ひとりに異なった個性を持って産まれてくるということを忘れないでください。女の子らしい女の子を娘に持つことを想像していても、実際に産まれてきた子が、お姫様が好きで、バレエが好きで、お化粧が好きな女の子になるという保証はどこにもありません。男の子にも、同じことが言えます。やんちゃでいたずらっ子になるかもしれませんし、ならないかもしれません。スポーツや電車に興味はないけれど、音楽は大好きな男の子になるかもしれません。逆に、あらゆる乗り物に興味を持つ子になって、あなたも車って案外かっこいいかも、と思うようになるかもしれません。

望んでいた性別と異なって落ち込んでしまう日々が一週間以上続くようなら、気持ちの整理をつけるために誰かの力を借りたほうがいいでしょう。悲しい気持ちになったり自信をなくしてしまうという時期がちょくちょく来る場合は、うつのサインである可能性もあります。妊娠中のうつは、経験したことのない変化に気持ちが追いつけなかったり、ホルモンバランスの影響で、割となる人は多いのです。

旦那さんやお友達、お医者さんに、今の自分の気持ちを話してみてください。うつであるかどうかに関わらず、誰かに話を聞いてもらうことで気持ちが楽になると思います。また、同じような状況に置かれている人とオンラインで話したりすることも、気持ちを分かり合えるという点でおすすめです。同じ悩みを抱えている人がいるだけで安心できるでしょう。そして、そんな悩みも、産まれてきた男の子を一目見た瞬間に吹き飛ぶはずです!

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