12歳以上の泌尿器系の問題について

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泌尿器系の問題

ほとんどの人が、人生の中でなんらかの泌尿器系の問題を患ったことがあるはずです。泌尿器系の問題や損傷は、小さなものから重度のものまであります。時として、小さなものも重度のものも、同じ症状から始まることがあります。多くの泌尿器系の問題は小さなものであることが多いですが、自宅での治療は症状の緩和のために必要です。

尿の色と臭い

水分バランス、食事、薬剤、病気など、様々なことが尿の色に影響を与えます。どのような濃さであるかにより、尿に含まれている水の量がわかります。ビタミンBサプリメントは尿の色を明るい黄色に変えます。薬剤や、ブラックベリー、ビート、ルバーブ、血尿のある場合は、尿の色が赤茶色に変わります。
アスパラガスのような食べ物、ビタミン、ペニシリンなどの抗生物質は、尿の色を異なった色に変えます。治療をしていない糖尿病の場合は、尿の臭いが甘く、果物のような臭いになります。尿路感染症の場合は、尿の臭いは臭くなります。

泌尿器症状

泌尿器に問題がある場合によく起こる症状には以下のようなものがあります。

排尿時に焼けるような痛みがある(排尿障害)。尿路感染症の症状で最も一般的なもの
尿が溜まるまで我慢することができず、頻繁に排尿する必要性がある(頻尿)
胸郭のすぐ下、片方もしくは両方の脇腹のウエストのすぐ上に感じる、脇腹の痛み
熱がでる
急いで排尿したくなる(緊急性)
膀胱が空になっていないような気がする(残尿感)
血尿が見られる(血尿症)。尿が赤、茶色、ピンク色に見える。血尿は、ランニングやサイクリングなどの激しい運動の後に現れることがある
尿漏れする(失禁)
吐き気や嘔吐

症状が1つしか現れない場合や、症状がはっきりしない場合は、問題がなんであるかわかりにくくなります。少し脱水症状がある場合は、尿の色はさらに濃い色になり、排尿時には不快感があります。不快感を減らすために、もっと水分を摂って、尿の色を薄い黄色もしくは水のように透明にするようにしましょう。

尿路感染症

尿路感染症がある場合、いくつかの泌尿器症状があるかもしれません。尿路感染症は男性よりも女性に多くみられます。これは、女性の尿道が短く、肌、肛門、膣の上のバクテリアと接触してバクテリアが入り込みやすいためです。こうした感染症を起こすリスク要因を管理することで、尿路感染症にかかる機会を減らすことができます。

泌尿器症状を起こす原因となる感染には次のようなものがあります。

尿路感染症として、もっとも一般的である膀胱炎。性的に活発である20-50歳によく起こる。人生のうちで、約半数の女性が膀胱炎にかかると言われている。

膀胱炎よりもかかる頻度は少ないが、さらに重症である腎感染

前立腺炎と精巣上体炎。これは男性に起こる泌尿器症状である

性感染症によって起こる尿道炎。排尿時に痛みを起こす

間質性膀胱炎。これは尿路感染症に似た症状がでるが、感染が起きたわけではない

その他の泌尿器系の問題

別の原因として、軽度から重度の泌尿器問題を起こす、腎臓結石があります。20-30歳の男性が腎臓結石になることが多いですが、誰でも何歳でも腎臓結石になることはあります。

性器の周辺の傷はひどい痛みとなることがあります。痛みの度合いが常に傷の度合いを示しているわけではありません。例えば、性器の周辺を打った後の傷は、泌尿器問題が起きないか観察が重要です。排尿時に問題がある、排尿できない、血尿がでている、腫れている、痛みが続いているなどの問題があれば、通常医師の診察を受ける必要があります。

女性の場合、性器周辺の肌の炎症により、排尿時に痛みがでることがあります。

加齢に関連した泌尿器問題

年を取るにつれ、泌尿器問題はもっと一般的なものになります。高齢の女性には、尿失禁で一番一般的なものが、緊張性尿失禁です。多胎児出産、加齢、ホルモンの低下などが骨盤筋やそれを支える構造の変化を起こしており、緊張性尿失禁の原因となります。これは男性にも起こる可能性があり、前立腺手術をした人には特に起こる可能性があります。
男性の場合、排尿時の問題もしくは排尿が困難な場合は、前立腺肥大が原因の場合があります。

自分の症状を確認し、医師の診察を受けるべきかどうかを判断しましょう。

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