食中毒についての基礎知識~治療について~

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食中毒について

通常、食中毒は医師の診断を受けなくても治るものです。ほとんどの人が2-3日の間に良くなります。
水分を多く摂ることにより、脱水症状を避けることは重要です。水をチビチビとしか飲めないとしても、嘔吐や下痢によって失った水分を補給する必要があります。

食中毒にかかったら以下のことをしてみてください。
・できるだけ休息を取る
・お腹が空いたときに食べるようにする。最初は脂肪の少ない軽食を少し食べるようにする。(トースト、クラッカー、米、バナナなどのあっさりとした食べ物がよいです。)
アルコール、カフェイン、炭酸飲料、スパイシーな食べ物、脂肪の多い食べ物を摂ると、余計に気分が悪くなる可能性がある

症状が重い場合や、2-3日経っても症状がよくならないようであれば、かかりつけ医に診察してもらいましょう。

食中毒感染拡大の防止

食中毒にかかった場合、他の人の食事を作らないようにし、高齢者や小さな子供などの抵抗力の低い人たちとの接触を最低限にするようにしましょう。
下痢が最後にあったときから、最低でも48時間は職場や学校に行かないようにしましょう。

同居している人が食中毒にかかった場合は、次のようにしましょう。
・家の中にいる人全てが、石鹸と水で定期的に手を洗う。特にトイレに行った後や調理の前後に洗う
・テーブルなどの表面を清潔に保ち、ドアノブ、洗面台、蛇口をよく洗うようにする
・自分用のタオルを全員が使うようにする
・感染者の服は、洗濯機で一番高い温度で洗ったり乾燥させたりする

・経口補水液
経口補水液は、水症状の影響を受けやすい高齢者や既往症のある人など抵抗力が低い人が摂るように勧められています。
経口補水液は粉状などで薬局で売られています。これは、脱水症状で体から失われた、塩、グルコース、ミネラルを代替するもので、水に溶かして飲みます。
腎臓関連の病気がある場合、経口補水円の中には摂らない方がよい種類のものもあります。この場合は、医師や薬剤師に相談してください。

さらに治療が必要な場合

症状が重度、もしくはしつこい場合、または深刻な感染症に弱い場合(例えば高齢者、基礎疾患がある場合など)は、さらに治療が必要になります。
検便により、何が食中毒の原因であるかについて検査を行い、その結果にバクテリア感染が示されている場合は抗生物質が処方されます。
嘔吐が特にひどい場合、嘔吐を止めるための薬剤(抗嘔吐薬)が処方されることがあります。
場合によっては、病院に数日入院し、病状を監視し、直接血管に点滴を入れる(静脈注射)こともあります。

食中毒の報告

食中毒がレストランやその他の食事を提供する店の食事から起きた可能性がある場合、最寄の保健所にその旨を届け出ることができます。
保健所の担当者は調査を行い、再度食中毒が起こらないように、お店に食品衛生監視指導を行うことがあります。

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