ベビー用品を買う前に 絶対知っておくべきこと

ベビー用品の購入について
きっとあなたは今、赤ちゃんのために理想的な子供部屋や遊び場について、思いをめぐらせているのでしょう。これから紹介するのは、購入したベビー用品が見た目と実用性の間の絶妙なポイントを抑えたものになるような、買い物のコツです。
ちっちゃな家具や奇をてらったベビー用品を前にすると、ショッピングカートをつかんで夢中になって買い物したくなるかもしれません。でもその前に、まず赤ちゃん(とあなたの財布)の安全を確認してください。ここからは買う前に絶対知っておきたい、それぞれのベビー用品のポイントについて紹介します。
チャイルドシート
もしかすると、1キロくらいの小さな赤ちゃん時代から幼児期にかけて長く使えるようなチャイルドシートに心惹かれるかもしれませんが、大きくてかさばるようなものだと、赤ちゃんが寝ている間に車から出し入れするのが難しくなってしまいます。しかも、ほとんどのチャイルドシートには車輪がついていないので、少しだけ移動させたい場合でも、その都度ベビーカーに移さないといけません。一方ベビーシートであれば、ボタン操作1つで車の中に設置してある土台から取れる上に、もし普段からタクシーで移動しているようであれば、ベビーシートだったら簡単、かつ安全にシートベルトに固定することが出来ます。選ぶときはハンドルが握りやすくて日よけがついているものを選びましょう。もしベビーカーを使うつもりなら、試しに赤ちゃんを乗せて押してみましょう。また、事故にあった車に乗せられていた可能性があるため、中古は避けましょう。
ベビーカー
ベビーカーは消耗が激しいので、ほとんど使われていないと確信が持てる場合以外は、潔く新しいものを購入しましょう。必ず自分で、また今後それをずっと押していくであろう人、つまりママとパパが、そろって買いに行って、そして試しに押してみてください。もしハンドルが合わない場合は、一番多く使う人が持ちやすい高さに調節されるようにしてください。収納スペースは多ければ多いほど良いのですが、赤ちゃんを乗せたときに荷物を出し入れしやすいか確認しましょう。もしベビーカーの中で赤ちゃんを寝かせたいなら、最低45度くらいの適度な傾斜がついているか、また赤ちゃんを起こさず、簡単に調節出来るか確かめましょう。でこぼこ道をたくさん通るのであれば、空気タイヤのベビーカーのほうがプラスチック製のものよりもスムーズに移動できます。アパートに住んでいる人は、ベビーカーの数を抑えた上で、折りたたみ式のものがおすすめです。
ベビーベッド
ビンテージものは魅力的かもしれませんが、Consumer Product Safety Commission (CPSC)によると、10年以上使用されたベビーベッドの使用は非常に危険だそうです。ベビーベッドはそれぞれ高さが違うので、必ず自分で買いに行って、マットレスが一番低いところにある状態でも、両親共に赤ちゃんに手が届くかどうか確認しましょう。節約のヒント:子供ベッドにもなるタイプであれば、長く使えます。
マットレスと寝具
ベビーベッドのマットレスを購入する際に一番重要なのは、マットレスの固さです。やわらかすぎるものは、乳幼児突然死症候群(SIDs)のリスクを高めることになってしまいます。固さを確かめる際には、中心部分を手で押してみて、どけたときに跡が残っているかどうか確認します。もし手形が残っている場合は、違うものを選びましょう。マットレスを選んだら、次はカバーを探しましょう。必要なのはシーツだけなので、何点かでセットになっているものを買う必要はありません。American Academy of Pediatrics(AAP)によると、どのセットにもたいてい付属しているベビーベッドガードは、SIDsを起こす危険性があるため、使用は避けるべきだとされています。また、毛布もいりません。シーツだけを集めて、もしほしいなら、ベッドスカートは別途購入しましょう。
ベビーキャリア
ベビーキャリアは、どういう抱っこが好きか決められるように、また、赤ちゃんの大きさによっても色々変わるかもしれないので、購入は赤ちゃんが生まれるまで待ったほうが良いかもしれません。もし可能であれば、買う前に友達からいくつか借りてみて、どれが一番使いやすいか試してみるのも良いでしょう。そのときは使用感を確かめるために、赤ちゃんを実際に中に入れて、少なくとも1ブロック間くらいは歩いてみましょう。エルゴベビースポーツのキャリアのようにウエストでストラップを巻くタイプのほうが、赤ちゃんの全体重が肩にくる、おんぶ紐や背中で交差するタイプのものよりも、背中への負担が少なくて楽です。
ベビーラック、ベビーチェア、おもちゃ
こういったものもおそらく妊娠後まで購入を控えていいものでしょう。ええ、確かにあなたのお友達の家ではベビーラックがまるでお守りのように効力を発揮していたかもしれません。でも揺られて落ち着く赤ちゃんがいるのと同じように、揺られて泣いてしまう子もいるのです。自分の子のお気に入りを見つけるために、まずは色々試させてあげてください。出来れば、赤ちゃんを連れて何ヶ月か上の子供をもつ友達のところに行ってみましょう。あなたはママ友に追いつくことが出来るし、赤ちゃんはおもちゃを試すことができます。