自閉症スペクトラム障害について~診断~

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自閉症スペクトラム障害の診断

子どもに自閉症スペクトラム障害(ASD)の症状が見られる場合、または発達について心配な場合は、かかりつけ医または保健師に相談してください。
適切な場合、かかりつけ医は、ASDの診断に特化した医療専門家やチーム、または専門家を紹介してくれる人を紹介してくれます。
専門家や専門家チームには、より緻密な診断をしてもらえるので、紹介されてから3ヵ月以内に開始した方がいいです。
個別の専門家を紹介してもらう場合は、次のような人がいます。
・心理学者。心理学の学位を持ち、心理学のさらなる訓練と資格を持つ医療専門家
・精神科医。精神医学のさらなる訓練を受けた医師
・小児科医。子どもの治療を専門とする医師
・言語聴覚療法士。コミュニケーション問題の認識と治療の専門家
地域の保健局には、多分野の専門家がいます。これらの専門家が協力して査定します。

査定

ASDの診断は、子どもが示している特徴に基づいています。
以下の4点はほとんどの子どもにあてはまります。
・かかりつけ医、保育園や学校の職員、言語聴覚療法士、作業療法士からの子どもの発達、健康、行動に関する情報が必要になります
・言語聴覚療法士としばしば作業療法士が査定を行います
・神経線維腫症やダウン症候群のように根底にある症状のような、考えられる子どもの症状の身体的要因を除外するために、詳細な身体検査を行う必要があります
・査定には、身体的健康状態および精神的な問題のチェックが含まれます

以下は一部の子どもにあてはまります。
・面談に出席するように言われることがあるので、詳細な家族歴と子どもの発達と行動の過程をまとめておいてください
・子どもは一連の面談に出席するように依頼され、特定の技能と活動を観察され、査定されることがあります
このプロセスが完了すると、ASDの診断が確定するかもしれません。

大人のASD診断

ASDの人の中には、症状が認められないまま成長する人もいますが、診断を受けるのに遅すぎるということはありません。一部の人はレッテルを貼られ、他人から期待されなくなると感じるため、診断されるのを恐れるかもしれません。
しかし、診断を受けることにはいくつかの利点があります。それは症状の理解や、家族がASDを理解し、必要とするサポートを決めるのに役立ちます。診断を受けることで、自閉症特有のサービスを利用しやすくなり、手当を請求しやすくなるかもしれません。
ASDかもしれないと思っている場合は、かかりつけ医を受診し、精神科医または臨床心理学者を紹介してもらってください。
すでに他の理由で専門家を受診している場合は、その専門家に紹介を依頼してください。

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