骨粗しょう症や骨折を引き起こす危険因子とは

症状

骨粗しょう症の危険因子

骨粗しょう症や骨折を引き起こす危険因子は、以下のとおりです。

・年齢
年を取るにつれ、骨密度に関係なく、骨は弱くなっていき、一般的に骨が折れやすくなっていきます。

・遺伝
家族に骨粗しょう症になった経験のある人がいたら、注意しましょう。特に腰の骨が小さかったり、骨折の経験がある人がいる場合に多いです。

・性別
女性の骨の方が男性よりも小さく、更年期を過ぎると自然と骨を失います。

・体重が軽い
BMIが19未満の人は、骨が小さくて細い傾向にあり、体脂肪も低いため、転倒しやすい傾向にあります。

・食生活
カルシウムやビタミンDが不足していると、骨が弱くなってしまいます。

・運動
若い頃に定期的に運動をしていると、骨が強くなるほか、年を取ることで失われる骨量が少ないというデータがあります。

・喫煙
研究によると、喫煙者は骨が弱い傾向にありますが、タバコと骨粗しょう症の直接の関連性はまだわかっていません。

・飲酒
お酒を飲みすぎると、体内のカルシウムの吸収を悪くしてしまうと考えられており、結果として骨が弱くなってしまいます。

・過去の骨折
骨折しやすい人は、再び骨折する可能性が高いです。

・拒食症
食べる量や種類が少ないと、カルシウム不足に陥り、骨が弱くなります。女性の場合、拒食症になると月経が来なくなることがあり、これも骨が弱くなる原因になります。

・ステロイドの服薬
プレドニゾロン(ステロイドの一種)を三ヶ月以上飲み続けている場合、骨が弱くなる原因になる可能性があります。

・糖尿病
1型糖尿病の人は、インスリンを分泌しないようにするための薬が必要です。インスリンは、骨を強くするホルモンだと考えられています。

・甲状腺異常
甲状腺が過剰に活動していたり甲状腺の機能が弱まっていることなどにより甲状腺ホルモンが多すぎると、骨量の低下を招くことがあります。

・テストステロンの不足
加齢やガンなどの病気によって、性ホルモンであるテストステロンが不足すると、骨が弱くなってしまいます。

・早期の更年期障害
45歳以前に更年期障害を発症する女性は、エストロゲンの分泌量が低く、骨密度が低くなってしまう可能性があります。

骨が弱くなっていても、実際に見たり感じることはできないため、骨折するまでは骨の健康を気にする人は少ないです。

骨粗しょう症や骨折のリスクがあると感じたら、医師に相談してください。

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