子どもの脳の働きを高める食事とは

その他

子どもの食事の重要性

子育てにおいて、食事の時間は遊ぶ時間と同じくらい重要です。以下を参考に、子どもの脳に良い食べ物をキッチンに保管してみてください。

生まれてから最初の36ヶ月間に、子どもの脳は目で見える周りのものを吸収し、どのように考え、反応し、そして重要な問題を解決するのかを見つけ出します。例えば、どうすれば近くにあるおもちゃを手にできるのか、どうすれば立ちあがったり、ハイハイしたり、歩いたり、走ることができるのか?などです。本を読み聞かせたり、音楽を聞かせたり、一緒にブロックを作ったりゲームをしたり、周りにあるものを探索させることは、すべて脳の発達に役立ちます。しかし、それだけが子どもの脳を豊かに発達させる方法ではありません。正しい食事を与えることも重要です。特に抗酸化物質、コリン、オメガ3脂肪酸、そして複合糖質を含む食品は、脳の健康を増強するのに特に効果的です。もちろん、脳に良い食事を与えるだけで、学校で完璧な成績収められるわけではありません。しかし、まずは子どもが重要な栄養素をたくさん取れているのかを確認することは、賢明なスタートだといえるでしょう。

抗酸化物質

抗酸化物質は、通常起こる脳の損傷から守ってくれます。

抗酸化物質が含まれる食材

ブルーベリーは抗酸化物質の宝庫です。イチゴ、ラズベリー、ブラックベリーも良いでしょう。また、他の果物や野菜にも抗酸化物質が含まれてるものがたくさんあります。 より明るい色のものほど、栄養価がより高く含まれています。またナッツ、種子にはは、脳細胞膜を損傷から守る抗酸化ビタミンEが豊富に含まれています。

子どもに抗酸化物質をとらせる方法

新鮮な果物を低脂肪のプレーンヨーグルトに混ぜたり、ヨーグルトとフルーツ、低脂肪ミルクを使ったスムージーを作ってみましょう。

コリン

コリンは、脳の発達や記憶機能に不可欠な栄養素であり、脳が他の身体と通信するのに役立ちます。

コリンの含まれる食材

卵(特に卵黄)、豆、ブリュッセル芽、ブロッコリー、カリフラワー、ヨーグルト、豆腐、ソバ、牛の赤み肉など

子どもにコリンをとらせる方法

スクランブルエッグ、ソバ粉のパンケーキやワッフルなどが良いでしょう。そばの豆腐や赤身の牛肉、ブロッコリー、カリフラワーを炒めて、そばと一緒に出しても良いかもしれません。

オメガ3脂肪酸

オメガ3脂肪酸は、母乳とミルクで育った子どものどちらにとっても良い食事です。脳や目の発達にとって重要であり、気分を安定させるのに役立ちます。

オメガ3脂肪酸が含まれた食事

サーモン、エビ、ホタテ、クルミ、亜麻仁(フラックス)、オメガ3を豊富に含んだな卵やヨーグルトなどがあります。

子どもにオメガ3脂肪酸をとらせる方法

サーモンフィレを作る、鮭のサラダを全粒粉のパンの上に乗せたりサンドウィッチにする、などが良いでしょう。子どもが大きければ、クルミ、乾燥した全粒粉の穀物、ブルーベリーやクランベリーのようなドライフルーツを使って、おやつを作ることもできます(脳の強化にもなります。)

複合糖質

複合糖質は、繊維が豊富な全粒(またはデンプン)です。主な燃料源であり、脳の機能にはとても重要です。体が複合糖質を吸収すると、体(と脳)がエネルギーとして使うグルコースに分解されます。糖質といっても、お菓子やキャンディーでは複合糖質ではありません。お菓子に含まれるのはなどは単炭水化物(繊維が含まれていない)であり、グルコースに分解されるとすぐに吸収され、高エネルギーや、低エネルギーを早める原因となります。一方、複合糖質の繊維は身体のエネルギー吸収を遅らせ、脳のゆっくりと安定した燃料供給を確保します。

複合糖質を含む食材

玄米や、全粒のパン、パスタ、クラッカー、シリアル、パンケーキ、ワッフルなどがよいでしょう。

子どもに複合糖質を取らせる方法

とても簡単です。全粒のシリアルを朝食に出したり、ランチに新鮮なベリーと全粒粉パンを使ったサンドイッチを作ってみてください。また全粒小麦のスパゲティを作ったパスタもよいでしょう。

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