ギプスをしている子供の世話~質問編~

その他

ギプスをしている子供の世話

質問:「私の幼稚園児の子供が大腿骨を追って8週間ギプスをしなければならなくなりました。彼の世話をするためのヒントは何かありませんか?」

ギプスをしている子供を世話するということはコツのいることでしょう。子供は退屈して、泣き言を言ったり、怒りっぽくなったり、わがままになったりするかもしれません。これからの2ヶ月を乗り切るためには非常に多くの忍耐力を必要とするでしょうが、親であれば間違いなく世話をするでしょう。結局のところ、何千人もの子供が毎年骨折を経験しており、男の子の40%が幼少期にあなたのお子さんのように大腿骨を骨折していて、最終的にはみんな歩けるようになるのです。以下の「やること」と「やってはいけないこと」を頼りに、子供を可能な限り快適な状態にし、早期のそして完全な回復を目指しましょう。

・足を持ち上げたままにしましょう。最初の数日間は特に心がけてください。息子さんの足は腫れる可能性があるので、足を心臓の高さより上に上げることで腫れを抑えることができるでしょう。枕を怪我をしている足の下に入れて支えながら、息子さんを長いすに横にさせましょう。ギプスによってお子さんが自分で位置を調節できない場合は、日中は数時間ごとに、夜間は数回、お子さんの向きを必ず変えるようにしましょう。これによって、容易に感染してしまうおそれのある床擦れが起こるのを予防することができます。

・深刻な腫れのサインを無視しないようにしましょう。お子さんのつま先が触ると冷たかったり、青白く見えることに気づいた場合には、医者にただちに連絡するか、緊急治療室へ向かいましょう。お子さんがつま先がしびれているあるいはちくちく痛いと訴えた場合や、つま先を動かすことができない場合、ギプスがきつすぎると言っている場合にも、小児科医に連絡しましょう。

・ギプスは乾いた状態を保ちましょう。不幸なことに、お子さんはこれから数ヶ月間お風呂に入ることができず、タオルで体を拭くことしかできなくなってしまいます。水によって外側の石膏やグラスファイバーが弱まるため、内部の詰め物が濡れてしまった場合、それによって皮膚に炎症が起こる可能性があります。医者は子供の体を洗っているときにギプスを乾いたままにできるような特別なプラスチックのスリーブを見つけることを手伝ってくれるかもしれません。子供のギプスが何かしらの理由で濡れてしまった場合には、ドライヤーを冷風にして濡れた場所をすぐに乾かしましょう。

・毎日お子さんの肌をチェックしましょう。水ぶくれやその他の炎症のサインを見るためにギプスの端をよく調べましょう。何か異常に気がついたら、医者に連絡してください。

・肌にローションや粉を塗らないでください。このような製品は、皮膚の炎症を和らげるのではなく、実際には炎症をより起こりやすくしてしまいます。

・ドライヤーを使ってかゆみを和らげましょう。冷風にして、ギプスの上あるいは下から風を送るだけで大丈夫です。

・お子さんにかゆいところをかくためにギプスの中に何かしらの物を入れさせないようにしましょう。かゆみが本当に彼を悩ませているなら、市販の小児抗ヒスタミン剤を使うことに関して医者に尋ねてみましょう。

・ひびがないか入念に調べましょう。ギプスには弱い場所があることもありますし、あなたの元気が有り余っているお子さんがギプスを何かしらにぶつけてしまうかもしれません。いずれにせよ、医者はギプスを修繕したいと考えるでしょう。

・お子さんがギプスの端を壊したり、詰め物を引っ張ったりすることがないようにしましょう。そうすることでギプスの先が鋭くなり、より苛立ちが増し、より多くの問題が生じます。

・異臭や中から水が漏れていることに気づいたら、医者に連絡しましょう。皮膚の感染症のサインである可能性があります。

・お子さんがギプスに落書きをするのを止めないでください。ギプスをすることに関して素敵なことがあるとすれば、それはお子さんが芸術家になれるということです。お子さんに油性マーカーペンを与え、十分に注意しながらお絵かきに熱中させてあげましょう。お友達が仲間に加われるように、ペンを一本余分に持っておきましょう。

・くれぐれも心配しすぎないようにしましょう。

関連記事一覧