お絵かきで指先の巧緻性を高めましょう

その他

お絵かき

クレヨンでなぐり書きやいたずら書きをさせて指先の巧緻性を高め、運動技能を上げましょう。
お子さんがクレヨンを不自由なく保持できるようになればまもなく、お絵かきの準備ができます。思いのままにいたずら書きする機会をたっぷりあげれば、指に力を入れたり指先のコントロールをする力を発達させるのに役立ちます。最終的には、印や線が物事や形、文字を表現できることを理解する助けになります。ただし、書くことが楽しくなって紙以外にもどこにでも書こうとするかもしれません。

いつ頃から?

12〜15ヶ月

お子さんが指先で物を持てるようになったら、クレヨンをつかんでお絵かきする準備ができています。この時期には、幼児は主に大きなでたらめな曲線や点、意味のないなぐり書きを書くためにクレヨンを使います(きちんと書く練習をしているというよりは、書くのが楽しいという状態です)。

15〜18ヶ月

お子さんの落書きは表現力豊かな作品に進歩します。渦巻きの中には森や木々のようなものはないかもしれませんが、ものをきちんと分けて書き始め、より明確な印や模様を書くようになるでしょう。

18〜24ヶ月

お子さんが書くものはより認識しやすくなり、紙のスペースをいっそう埋めるようになるでしょう。この時期になると、すべてのクレヨンのイラストはお子さんにとっては何かしら表すものになります。ねじれた輪は子犬かもしれないし、元気いっぱいの縞模様はパパかもしれません。

どう書かせるか

お子さんが触れるお絵かき道具は、安全が一番大事です。どんなものでも、お絵かきの道具であっても自分の口に入れてしまいがちなので、お絵かき道具は無害であることを確認する必要があります。幸いにも、子どもに優しい製品はたくさんあります。しかし、鋭いペン先がお子さんを突き刺す危険があるので、鉛筆やペンからはお子さんを離しておきましょう。
もっとお絵かきをさせるには、お絵かきした紙をどんどん周りによけるのが面倒になってくるというハンディキャップを失くすために、お子さんの椅子のトレイに紙を数枚貼り付けましょう。ずんぐりしていて無害なクレヨンをあげましょう(お子さんの小さな手に持ちやすく、折れにくいです)。そして、お子さんを思いのままにしてあげましょう。すぐに自分の紙にシンプルな絵を描くようになります。この年齢だとクレヨンをかじってしまうことはある程度避けられず、お子さんの体に害はありません(オムツはカラフルになるかもしれません)が、やめさせる必要があります。
子どもに活動をさせるときは近くで見守ることが不可欠ですが、何か書いているときに指示を与えるのはやめてください。できる限りお子さん自身で書かせるようにしてください。

心配しなくてよいこと

お子さんが落書きに興味がない場合、ほかの物で自分の創造性を表現したいのかもしれません。チョークで黒板や歩道に絵を書いたり、ゴム印を使ったり、接着剤と紙、布、羽でコラージュを作ったり、持ち手の分厚い塗料用ブラシやスポンジを使って無毒の水性塗料で塗装したりなど、ほかのことの方が楽しいのかもしれません。また、マーカー(水性で洗濯可能なものであることを確認してください)で絵を描いたり、粘土(子どもに安全なブランドのみを使いましょう)をこねて遊ぶこともできます。
生後12ヶ月になってもお子さんが持っているものを自分で放すことができない場合、生後18ヶ月の段階でクレヨンを握りこんで持っている場合、生後18ヶ月の段階で指先でものをつまんでいない場合、生後24ヶ月の段階でまっすぐな線が引けない場合は、小児科医に相談してください。

次にはどんなことが起こる?

お子さんがお絵かきを習得したら、より認識しやすい形を描くために、より大きくわかりやすいものを書き始めるでしょう。

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