妊娠中のインフルエンザ予防注射について

治療薬

妊娠中の予防注射

何故、妊婦はインフルエンザ予防注射を受けることが推奨されるのか
インフルエンザ予防注射は、妊婦と胎児の両方を保護します。
妊娠中(とりわけ妊娠後期)にインフルエンザに感染すると合併症発症の可能性が高くなるということを、十分な研究結果が示しています。
インフルエンザの最も一般的な合併症には、気管支炎、肺感染症(深刻な状態に発展し肺炎を引き起こす可能性がある)等がある。以下の合併症は一般的ではありませんが、可能性のあるものです。
・中耳炎
・敗血症性ショック(血圧が著しく低下する血液感染症)
・髄膜炎(脳と脊髄の感染)
・脳炎
妊娠中にインフルエンザに感染すると、未発達児や低体重児の出産、更には流産、胎児の死亡などに繋がる可能性がある。

妊娠中のインフルエンザワクチン接種の安全性

研究によれば、どの妊娠段階においても妊婦のインフルエンザワクチン接種は安全だと示されています。ワクチンには、妊婦・胎児にとって危険な要素は含まれていません。
妊娠中にインフルエンザワクチンを接種した女性は、感染に対する防護を赤ちゃんにも受け継ぎます。この防護は赤ちゃんが生まれてから数ヶ月に渡って続きます。
また、インフルエンザワクチンは授乳中の女性や赤ちゃんに害を及ぼすこともありません。

インフルエンザワクチンを接種する時期

通常、インフルエンザ予防注射は毎年9月から1月・2月にかけて利用可能です。
妊婦は出来る限り早くワクチンの接種を受けて、インフルエンザウイルスが蔓延する冬季に突入する前に免疫力を獲得しておくことが望ましいでしょう。
但し、インフルエンザが流行する時期に突入してから妊娠に気づいても、憂慮する必要はありません。まだ接種を受けていなければこれから摂種すればいいのです。

インフルエンザワクチンを一年前に受けていれば、再度接種する必要はないのか

たとえ一年前にインフルエンザワクチンを受けていたとしても、感染を引き起こすウイルスも、それに対応した予防接種も毎年変わるので、再度接種する必要があります。また、一年前にワクチンを受けた理由が妊娠中であったり感染耐性の低い人のグループに含まれていた、ということであるとしても、再度接種を受ける必要があります。

予防接種を受けたことでインフルエンザに感染することはあるか

予防接取を受けたとしても、インフルエンザに感染することはありません。ワクチンには活性化したウイルスは含まれないため、感染が起きないのです。接取から二、三日微熱や筋肉痛、注射部位の痛みが続く可能性はあります。

百日咳ワクチンと同時にインフルエンザワクチンを受けることはできるか

インフルエンザを百日咳と同時に摂取することは可能です。但し、単純に同時に済ますため、という理由でインフルエンザワクチン接取を延期することは止めましょう。
妊婦は妊娠の如何なる段階においても、インフルエンザによって深刻な病状を発症する可能性があるので、出来る限り早い段階でワクチンを接種することが大切なのです。
百日咳ワクチンを受ける最良の時期は妊娠20週間から30週間です。
何らかの理由でワクチン接種を逃したとしても、出産までに受けることが出来れば問題はありません。

妊娠中でインフルエンザ感染の可能性がある場合

医師に迅速に相談しましょう。実際にインフルエンザにかかっている場合は、症状を軽減したり合併症のリスクを軽減するのに役立つ処方薬があるのです。但し、症状が現れてから出来る限り早く投与を受ける必要があります。

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