膀胱感染症についての基礎知識~診断~

陰部
どのように膀胱感染を診断するのですか?
病歴、身体検査、および膀胱感染症を診断するための検査を行います。
そして、過去に病歴があるかどうかを尋ねます。これにより、どんなタイプの尿路感染症を発症する可能性があるかを確認します。身体検査の間、医療従事者は症状について質問します。
膀胱感染症を診断するためにどんな検査をしますか?
通常、膀胱感染を診断するために尿のサンプルを検査します。まれに医療従事者が、尿路を調べるために別の検査を行うかもしれません。
臨床検査
尿検査
医師のオフィスや研究室の特別な容器に、尿サンプルを採取します。医療従事者は、細菌と白血球(感染症と戦うために体内で作られる物質)のサンプルを検査します。細菌もまた健康な人の尿の中に見いだされるので、膀胱感染は症状と臨床検査の両方に基づいて診断されます。
尿培養
場合によっては、医療従事者が尿を培養して、どのタイプの細菌が感染を引き起こしているかを知ることができます。尿の培養はすべての場合に必要ではありませんが、尿路感染症を何度も発症するか、特定の病状があるといった状況の場合は重要です。尿培養の結果が明らかになるまでに約2日かかり、医療従事者がベストの治療法を決定するのに役立ちます。
画像およびそのほかの検査
何度も膀胱感染が起こる場合や複雑な感染症がある場合、医師が画像検査を依頼して尿路を観察することがあります。複雑な尿路感染症は、腎臓結石や尿路の構造的な問題など、特定の状態に関連する感染症です。
医師は膀胱鏡検査を使って、尿道と膀胱の内部を調べることがあります。医師は、感染症を引き起こす構造上の問題に加えて、腫れや赤み、その他の感染症の症状がないかを調べるために、チューブ上の道具(膀胱鏡)を使います。
医師はまた、尿流動態検査を行うことがあります。この検査は、膀胱と括約筋、そして尿道がどのくらいうまく尿を貯めたり排出したりしているかを見る検査です。